重症の野良猫を動物病院に連れてきて「タダで手術して」と言った猫好き女性…
愛犬の亡骸すら引き取りに来ない男性…獣医師が驚愕したヤバすぎる「モンスター飼い主」たち

「交通事故に遭ったみたいで瀕死なんです! 助けてください!!」
平田篤(仮名)さんが院長を務める埼玉県内の動物病院に、猫を抱えた親子が飛び込んで来たのは土曜日の11時ごろだった。
5、6名ほどの飼い主が待合室にいたものの緊急性が高いと判断し、優先的に診察をすることにした。

猫は内臓にこそ損傷が見られなかったが、骨盤を粉砕骨折しており、手術が必要な状態だった。
聞けば、自分の猫ではなく、自宅付近の道路でうずくまっていたところを保護して連れて来たという。
平田さんは手術費用に30万円程度かかることや、手術をしても歩行や排泄が困難になる可能性があることを伝えた。
すると、猫を連れて来た女性は「お金は払えない」「先住猫がいるから、この猫の世話はできない」と言い出した。

「まれにですが、飼い主のいない猫の治療や世話は、動物病院が無償でしてくれると思い込んでいる人がいます。
100歩譲ってタダで診療するとしても、世話や里親探しは連れて来た人がするべきでしょう。
動物病院に丸投げしようとする考えが理解できません」

平田さんが「手術代は安くするが、猫の世話や里親探しは自分でしてほしい」と伝えたところ、女性は激高してこう言った。

犬や猫のおかげで生活できているんだから、社会貢献をするべきじゃないですか」

自らは負担を負わず、他者に社会貢献を求めるとは、なんとも身勝手である。
平田さんは動物の保護や里親探しを続けている団体・個人の場合、かなり診療費を安くしている。
それは彼らが身を削って活動しているからだ。

「手術代を3万円にして、猫の世話に必要なケージやフードなどもろもろの用品を提供する提案をしたら、やっと承諾してくれました」

女性は持ち合わせがないため、猫を引き取りに来る際、診療費を支払うことになった。しかし、退院日になっても姿を現さない。
電話をしたところ「うちの猫が病気になって、その看病が必要だから引き取れない」とのことだった。

「約束を破りそうな予感はしていたので、そんなに驚きませんでした。
腹立たしいですが、あのような人と関わっているとストレスになるし、ほかのトラブルも起きそうだし……。うちで世話をすることにしました」

その後、猫は問題なく歩行ができるほど回復。無事、里親も見つかった。
平田さんは不運だったが、猫は件(くだん)の女性と異なる人に飼われて幸運だったかもしれない
https://news.yahoo.co.jp/articles/d23c3cc58fd16d96c437dfed18b091b8cc946e86
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