■ネコが目の前を横切ると唾を吐いたロシア共産党幹部

【佐藤】ソ連時代、まだソ連の崩壊など見えていない頃ですが、ロシア人でインテリの共産党幹部と一緒に道を歩いていました。
道の前をネコが横切ると、私の横にいた彼が後ろを向き、ペッペッと唾を二回、吐くのです。
「どうしたの」と訊いたら、「ネコが目の前を歩いていった。こんな不吉なことはないじゃないか」と答えました。
「それは迷信じゃない?」と言うと、「いや、迷信じゃない。ネコが前を通ったのを放置してひどい目に遭った奴が何人もいる、
唾を吐くのは慣習だ」と説明していました。
https://president.jp/articles/-/35224