■韓国で美容整形中に突然死亡! 香港版ユニクロ創業者の孫、資産8400億円女性の悲劇


「香港のユニクロ」とも評される香港の大手カジュアル衣料販売ボッシーニ(堡獅龍国際集団)
の創業者一族が、韓国で死亡した事件に大きな注目が集まっている。今年1月28日、ボッシーニ
創業者の孫娘、エビータ・ロー(羅貝兒/34歳)が、韓国ソウル市内の美容クリニックで整形手術を
受けていた際、突然容態が急変し総合病院に搬送されるも死亡する事件が発生していた。

 ボッシーニと言えば、米フォーブス誌による「アジアの富豪一族資産ランキング2017」に
ランクインし、約78億ドル(約8400億円)もの資産を保有しているとされる超セレブ一族として
世界的に知られている。

 中国捜狐新聞(10月10日付け)は、彼女の死亡をめぐり、その原因を捜査していた韓国当局が
捜査結果を発表したことを報じ、手術を行った美容クリニック側のずさんな医療体制が明らかに
なったことを伝えている。

 事件発生当時、ブローカーから紹介されたソウル市内の美容クリニックで脂肪吸入と豊胸手術を
受けていたエビータだったが、術中に突然痛みを訴え、その後昏睡状態となり死亡が確認された。
エビータの夫は、整形手術を行ったクリニック側に対し、死亡した妻が本来相続するべきだった
多額の遺産金と同等の金額を賠償金として支払うよう、香港と韓国の裁判所に訴えを起こしていた。

こうした中、韓国警察当局は関係者への事情聴取などを行い、死亡事故が発生した原因について、
「韓国国立科学調査研究院など専門機関による鑑定の結果、術中に使用された鎮静剤に問題が
あったことが判明した。また、当日執刀した医師は美容整形の専門医ではなかったことに加え、
麻酔科医がいないまま手術が行われたことも明らかになった。麻酔薬や鎮静剤の量に問題が
あった」と公表し、美容クリニック側の過失であることを認めたのだ。

 韓国警察は、手術の執刀医や複数の病院関係者を、業務過失致死及び薬品管理法違反の容疑で
身柄をすでに検察に送致したことを明らかにしている。

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