相模原市中央区の相模川河川敷付近で昨年11月、毒殺された疑いがある猫5匹の死骸が見つかった事件で、相模原署は、毒を混ぜたキャットフードを猫に食べさせて殺したとして、
同市の無職の男(29)を動物愛護法違反の疑いで25日に横浜地検相模原支部に書類送検する方針を固めた。捜査関係者への取材でわかった。
 男はすでに任意の事情聴取を受けており容疑を認め、「昔から猫が嫌いだった」と話しているという。

 捜査関係者によると、男は昨年11月18〜25日頃、同区田名の相模川河川敷に、
害虫駆除で使用される農薬を混入したキャットフードを置き、猫に食べさせて殺した疑いが持たれている。
 県警科学捜査研究所が残っていたキャットフードや死骸を調べ、農薬による中毒死と判明した。

 事件直後、インターネット上の掲示板に「猫を毒餌で殺した」などの書き込みがあった。同署でネット上の記録をたどるなどして男を割り出し、今年1月、男の自宅を捜索。
 パソコンなどを押収して調べたところ、男が掲示板に書き込みをした記録や事件の様子を写した画像が残っていたという。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20190224-OYT1T50230/