猫を避けようとして転倒した市職員がひき逃げされて死亡


去年、宇佐市の県道で、市の職員の男性が車にひかれて死亡したひき逃げ事件で、警察は8日、理容師の女をひき逃げなどの疑いで書類送検しました。
書類送検されたのは、宇佐市に住む60代の理容師の女です。
去年6月、宇佐市の県道で、白色の軽乗用車が市の職員の河野徳仁さん(45)をひいて走り去るのが目撃され、河野さんはまもなく死亡しました。
警察によりますと、車が走り去った先の道路沿いにある防犯カメラや、周辺を走っていた車のドライブレコーダーの映像から、走り去ったのが理容師の女の車だったことを特定したということです。
その後、女が任意の調べに対し、車を運転して河野さんをひいたまま逃げたことを認めたことなどから、警察は、容疑が固まったとして8日、ひき逃げと過失運転致死の疑いで書類送検しました。
河野さんは車にひかれる直前、道路の真ん中で倒れていて、そばに倒れた自転車があるのを、通りがかりの男性が目撃していました。
捜査関係者によりますと、自転車に猫の毛が付着していたことなどから、河野さんは自転車に乗っていた際、猫にぶつかるのを避けようとするなどして転倒したところを、車にひかれたとみられるということです。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/oita/20190208/5070002988.html