東京地裁 騒音性難聴での労災を認める判決|RKK熊本放送
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長年、仕事で騒音に晒され難聴になったとして県内の男性が労災認定を求めていた裁判で原告勝訴の判決です。

この裁判はかつて船の整備を仕事としていた上天草市の男性が30年以上、騒音に晒され難聴になったとして東京にある全国健康保険協会に労災の認定を求めていたものです。
男性は労災認定を2度、求めましたがいずれも棄却されています。
23日の判決で東京地裁の林俊之裁判長は「職務に内在する危険が現実化したもの。因果関係を肯定できる」として協会の棄却を取り消す判決を言い渡しました。

原告の代理人によりますと騒音性難聴で労災の棄却を裁判所が覆した例はないということで、仕事で騒音に晒される人達を救済する判決だと評価しました。

一方の協会は「判決内容を見て検討する」としています。