>>988
人でも犬でもそうなんだけど、棺の蓋を閉めたり炉の扉を閉じる所までが悲しみの最高潮でさ
しばしば棺にすがりついてヤダヤダって号泣してしまう人もいるのよ

でも真っ白いカラカラのお骨になったのを見ると不思議とスーッと涙が引いていく
みんなそこで綺麗に涙が止まってて、メソメソする人はもういなくなってる
悲しみよりもどこの部分がどんな風になっただとか、好奇心や興味の方が先に来てて
しげしげと見て係の人の説明聞きながら、なんだか品評会のようにもなってきて、時に笑いまで出てきたりする

やっぱり故人の面影のある形、ふわふわの可愛い形をしてないから、良くも悪くも気持ちをガラッと変える効果があるんだと思う
ショックだけど色々すっぱり諦めて次へ行くためには必要なステップとも思える

この段階では一種の「葬式ハイ」みたいな状態、非日常のイヴェントなので意外とみんな明るかったりする
問題は帰ってからで、本当にもう居ないんだって実感させられるようになってからの方が遥かに辛いよ
特に一匹しか居ないと一気に家の中が寒々しくなるからね