災害時 ペット保護のための訓練11/14 16:52http://www3.nhk.or.jp/lnews/k/tokushima/20171114/8020000677.html
南海トラフ巨大地震など大規模な災害が起きた時に、ペットの保護に向けた対応を確認する図上訓練が全国で初めて徳島市で行われました。
訓練は、去年の熊本地震などでは避難所でのペットの受け入れが課題になったことから、ペットを保護することで飼い主にも安心して過ごしてもらおうと、環境省と徳島県が全国で初めて行いました。
徳島市の会場には環境省や四国各県、それに獣医師などが集まり、訓練は南海トラフ巨大地震と津波が発生したという想定で行われました。
この中では、関係機関がペットの避難所での受け入れ方法や迷子のペットをどう保護するかなどを協議しました。
そして市町村の担当者たちが必要な支援を話し合い、ペット用の食糧やケージなどの物資、それに世話や清掃をする人など人的な支援も必要になると報告しました。
一方で課題として交通機関が使えない場合、ほかの自治体がどう支援すべきかということが挙がっていました。
環境省は、この図上訓練を今後熊本県や三重県でも行い、災害時のペットの保護に関するガイドラインの改訂に反映することにしています。
環境省の川越匡洋動物愛護管理係長は「きょうの訓練では想定しなかった課題もいろいろと出てきたので、検証してガイドラインにいかしたい」と話しています。