88です。
うちの子も昨日旅立ちました。
朝起こしにきたあの子を撫でていて腫瘤に気づいた日から4カ月と5日。
仕事終わって帰ってきたらもう硬直してました。
吐いてもがいた後があって、ひとりで苦しんだのかと思うと胸が潰れそうです。
鼻腔内扁平上皮癌で放射線治療したけど効かなかったと言われましたが
効いていたのは効いていたようで原発巣である鼻横から目頭にかけて
周りの壊死した部分ごと取れて顔面の半分に深い大穴が開き
篩板手前までごっそりなくなってしまいました。
(普通の自壊ではこんな取れ方はしないそうです)
そんな状態になっても10日ほど頑張ってくれて旅立つ日の朝まで流動食を
一度も吐かずに上手に飲んでくれていました。
88で書いた後、一時は少し自分の口からゴハン食べてくれるようになりましたが
顔面が半壊したあとはさすがに舌がうまく動かず流動食頼りでした。
ステロイドの影響もあってか最後まで食欲はありゴハンをねだってくれたのが救いです。
ウェットティッシュで身体を拭いているとグーグー喉鳴らしている姿が可愛かった。
最後の10日間ほどは貧血もあって酸素室から出してやれず甘え声で呼ばれる度に
無理な態勢で撫で続けてぎっくり腰になりかけたのも今では大切な思い出です。

皆さん仰ってますが、うちの子も本当によく耐えて頑張ってくれて頑張らせすぎました。
もっと穏やかに逝けるようにしてあげられたのなら…。
それでもあの子の命を諦めきれなかった自分の欲の深さが悔やまれます。
とは言え、うじうじクヨクヨしてばかりだと、あの子の頑張りが甲斐なくしてしまうから
ありったけのありがとうと愛してるで送ってあげたいと思っています。


まあ強がりですけどね。