0244わんにゃん@名無しさん
2015/11/17(火) 21:14:10.84ID:b6NRPSAp野良猫被害の解決策として提案される地域猫制度。わざわざ殺さなくても野良猫の数を減らせる、等の理由で
提案・導入されるようですが、実は地域猫制度には大きな問題点があります。
【地域猫制度の活動内容】
地域猫活動の主軸となるのはTNRというもので、Trap(捕獲)/Neuter(去勢・不妊手術)/Return(元の場所に戻す)の
頭文字をとったものです。捕獲器等で野良猫を捕獲し、去勢・不妊手術を行い、元の場所に戻す、というのがこの活動の
主な内容です。手術が終わった猫には、目印として耳カットを行います。
つまり野良猫を繁殖で増えないようにして、寿命が来る事により野良猫を減らそうというのが、地域猫の趣旨です。
【地域猫制度の成功例は殆ど無い】
実は、地域猫制度が成功して野良猫の数を減らせた例は、数える程度しかありません。それどころか増えた例まで
あるのです。成功実績が殆ど無い理由は以下の通りです。
1.TNRから漏れる個体の存在
猫は個体差が大きく、警戒心が弱い猫もいれば強い猫もいます。警戒心が強い猫は、なかなか捕獲できず、
捕獲できないと手術もできない為、繁殖の機会を与えてしまいます。
2.捨て猫の存在
猫を遺棄する事自体違法なのですが、残念ながら後を絶ちません。更に地域猫制度が行われている事を聞き付けて、
わざわざ活動地域に捨てに来る者もいるようです。そしてこれも残念ながら、捨て猫の殆どは未手術です。
3.流入猫の存在
地域猫活動では何故かTNRと一緒に野良猫への餌やりも行われます。そして餌やりが行われていると、餌を求めて
周辺から野良猫が集まって来ます。残念ながら、集まって来る猫が手術済みである事は期待できません。
そして手術済みの猫が繁殖に加わらなくても、これらの猫の間で繁殖します。猫の繁殖力は、交尾を切欠に排卵が始まる為
一回の交尾で妊娠しやすい、1年に2回以上出産が可能、1度に5匹前後を出産、生後1年で繁殖可能、と極めて高く、
結局は捨て猫・流入猫・新たに産まれた子猫で手術対象が増えるという結果になってしまうのです。
(つづく)