日本薬剤師会の安部好弘副会長は9月25日の定例会見で、同日の中央社会保険医療協議会総会で議論された調剤報酬の調剤料に言及。
「調剤技術料の50%以上を占めるのは、少し比重が大きすぎるという議論がある」と指摘。
「診療報酬改定の評価の方向性として、対物から対人へという転換が求められている」とし、「対物業務中心である調剤料の財源を、対人業務中心の薬学管理料に振り向ける考え方はあると思っている」と述べた。

 安部氏は、調剤料について「かつては14日制限だったが、30日、60日、90日と変わってきている」とした上で、
「長期の部分については、少しずつ評価を引き下げるような形で、その財源を薬学管理料に振り向けてきた」と説明。
20年度改定でも「対物から対人へという評価の転換は求められており、50%以上の調剤料の評価を薬学管理料に移行した方が良いのではないかという考え方はあると思っている」と述べた。

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