カネカやテルモ 細胞の自動培養分野で協力

カネカやテルモなど4社は14日、再生医療向けの自動細胞培養設備を発表した。
各社の機器や技術を組み合わせて設置スペースを最大で従来の4分の1程度に、
導入費用を1割程度に抑えられる。再生医療を実施する病院やベンチャー
企業から2018年度に5台の受注を目指す。

ほかに参加したのは設備工事大手のダイダンと実験機器商社の池田理化
(東京・千代田、高橋秀雄社長)で、川崎市で同日、発表会を開いた。
販売を担う池田理化戦略営業部の小林太朗氏は「医師や製薬企業、ベンチャー
から細胞培養の問い合わせが増えている。再生医療の産業化に不可欠の
コスト削減や品質安定に貢献したい」と話した。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO26884280U8A210C1XB0000/