東京医科歯科大歯学部付属病院で9日、男性歯科医Aさん(41)が日本医科大医学部4年の渡辺祐介容疑者(30)に牛刀で刺された事件。

 渡辺容疑者は診察時間帯に同病院の6階にある外来の処置室に押し入り、Aさんに対し、
「てめー、何してくれたんだよ!」と大声で叫びながら、いきなり切りつけた。調べに対し、「付き合っている女性との関係で、(Aさんと)トラブルがあった」と話しているという。

「渡辺容疑者は犯行現場から数百メートルほど離れたマンションで、彼女と同棲していました。
1LDKで家賃が月15万円超の高級物件です。渡辺容疑者は『(Aさんとは)以前から個人的な付き合いがあった』と供述していますが、交際相手の彼女は『(Aさんについては)話したくありません』とかたくなです。三角関係のもつれの可能性が高い」(捜査事情通)

 なぜ、部外者の渡辺容疑者が数人の医師や看護師がいる中、怪しまれずに現場に侵入できたのか。

「持参した白衣姿で処置室に向かったため、誰もおかしいとは思わなかった。(渡辺容疑者は)両手に牛刀とペティーナイフを持ち、それを振り回しながらAさんに襲い掛かったといいます。
処置室近くのトイレからは、別の包丁1本が入ったショルダーバッグが見つかりました。
ただ、白衣姿とはいえ、Aさんがその時間帯、6階の処置室にいることを事前に知らなければ、犯行は難しい。その手口といい、計画性と準備の周到さから、相当な恨みを持っていたのは間違いないでしょう」(病院関係者)

 関係者によると、渡辺容疑者は2005年に千葉県内の私立高を卒業後、10年ごろに私立医大ではトップクラスの日本医科大に入学。
一方、Aさんは東北地方出身で、都内の私大歯学部を卒業後、東京医科歯科大に勤務していた。

↑被害者はどこのわたしたちばかだい出身だ?