東京新聞より 長いですが原文引用です
評価低い受験生を追加合格 岩手医大、編入試験も優遇
岩手医科大は8日、医学部入試を巡り合格者の最終決定時に不適切な運用をしていたと発表した。
一般入試の面接などを含めた総合評価で不合格者より評価が低い受験生を追加合格にしたり、
医学部の編入試験で同医科大歯学部出身の受験生を優遇したりしていた。追加合格者の決定は学長らに一任されていた。
 岩手医科大によると、本年度入試での追加合格者は51人。このうち1人は不合格となった7人より評価が低く、文部科学省から合格判定が不適切だった疑いがあると指摘された。
 記者会見で佐藤洋一医学部長は、歯学部出身者の優遇について「在学中の学習姿勢や地域医療への定着率を評価した」と説明。

岩手医大「選考過程闇の中」 不適切入試で関係者
医学部入試で不適切な運用が指摘された岩手医科大で、
「以前から選考過程が闇の中だと感じていた」と疑問視する声が関係者から上がっている。
一方、8日に記者会見した同医科大は、報道陣の質問に「大学の裁量の範囲内という認識だった」と繰り返した。
 同医科大関係者によると、1度目の追加合格者までは一覧表が教授会で配られ、
承認を得る手続きがあったが、2度目以降はなかったという。一覧表には氏名のほか出身地や顔写真が記載されていたが
「本来は点数を明示するべきで、おかしいと感じた」と首をかしげる。
 入試の追加合格者の決定は学長と医学部長に一任されていた。
(共同)
引用文献: 東京新聞 TokyoWeb