イスラム国国内侵入の混乱に乗じて原発爆破に向かうX。
とことん反社会的なXを絶対に許さないと誓ったのは、かつてXの犯罪行為で名誉を傷つけられたY医師がそれを見ていた。

いきなり現れた漆黒のランドクルーザー。
Yに股間への蹴りを喰らわされて顔面を殴打されて拉致される。
Yはテロリストには容赦なかった。
私怨ではなく社会的使命感に支えられていた。
「Xー!おしおきだべー!」

Yは刑場と定めた場所に着くと四肢を縛られたXを檻の脇に引き摺って行った。
檻の入り口に突き転がすとすぐにまた顔面に蹴り。
7年間にわたってネット中傷され続けた怨みだったので7回顔面を蹴り上げる。
4回目の蹴りで鼻先が裂け、6回目の蹴りで鼻が鼻中隔ごと削げて吹っ飛んだ。

そしてXの犯罪脳を収納した頭の上から異臭のする液体を振りかけた。
それは灯油だった。
灯油特有のべたついた臭いがXの腋臭の臭いをも打ち消していった。
「おまえ、少し体臭がマシになったぞ。」
「おまえも俺の加齢臭は嗅ぎたくないからちょうどいいよな!」
かつて鼻だった領域に開いた咽頭へと続く二つの穴に石油を流し込む。
Xは灯油を誤嚥して激しくムセた。
Yは「こいつ早くも嚥下障害だな」と高笑いしている。