女子大生集団乱暴、元滋賀医科大学生の男に懲役8年求刑 被害者「性欲満たす道具」
11/15(火) 19:16配信
京都新聞
大津地裁
 女子大学生(22)を集団で乱暴したとして滋賀医科大学生の男3人が逮捕された事件で、強制性交の罪に問われたA被告(25)=退学処分=の論告求刑公判が15日、大津地裁(大森直子裁判長)であり、検察側は懲役8年を求刑した。
判決は来年1月10日。

 論告に先立って女子大学生が意見陳述し、「被告らは性欲を満たす道具のようにいたぶり、もてあそんだ。屈辱的とか生やさしい言葉では言い表すことができない」と訴えた。法廷で一部行為に同意があったと供述した被告に対し、「罪を認めると言いながら都合の悪いことは忘れたと言い、うそをついたりごまかしたりした。1分1秒でも長く刑務所に入って、浅はかな行いだったと気付き、女性に対する誤った考え方をたたき直してほしい」と述べ、実刑判決を求めた。

 検察側は、A被告が3人の中で主導的立場だったと強調し、「3人がかりで被害者の心を折り、性的自由を踏みにじった」と非難した。