29への回答
日本の薬剤師試験の知識とアメリカで必要な知識はかなり違います。
日本の薬剤師試験の知識はFPGEEには非常に役に立ちます。
例えば、日本の薬剤師試験に通っても実践経験がないと薬剤師として使えないですよね。
こちらは、免許をもらうと薬局の鍵を渡され次の日から薬局を任されます。
インターンの時間が1500〜2000時間あるのでその間にマネージメントなどの知識も習得する必要があります。
またこちらでは病態がわかってないとだめですし、AEDを使った心肺蘇生もできる必要があります。
AEDの心電図を読めないとだめですし、場合により薬剤注射も必要ですからそれのトレーニングも必要です。
病院勤務では抗生物質の投薬量も腎機能などに応じて調整しなければなりません。
バンコマイシン、アミノグリコシド系ではピークとtrough(←日本語が見つかりません)レベルとかも調べないとだめです。
他にもいろいろありますが、こちらで薬剤師をするならば、こちらで必要とされる知識と技術を身につけなければなりません。
アメリカ人薬剤師が日本の薬剤師試験を受けても受からないですし、仮に受かっても日本の環境に合わせられるかはどうかは別問題です。
結論は日本の薬剤師試験を合格してもなんともなりません。
アメリカの薬学を勉強しなおさないとだめです。