7の質問への回答
薬剤師の業務の違いですが、全て違います。
リテール(調剤)では監査が主な仕事です。
袋詰めはテクニシャンの仕事です。
流れは以下の通り。
@処方箋を受け取りコンピューター入力(←テクニシャン)
Aコンピューターでプリントアウトしたラベルをボトルに張り、薬を詰める(テクニシャン)
Bテクニシャンが詰めた薬を薬剤師がコンピュータースクリーンで処方箋を確認
C薬を取りに来た客(患者)に薬を渡す。コンサルタントが必要かどうか聞く(テクニシャン)
Dコンサルタントが必要と言った客にのみ薬剤師が薬の説明をする。
ちなみに薬と渡す薬剤情報の量は半端ではありません。
添付文書を要約した感じです。

病院の薬剤師
@医師からの処方を見てコンピューター入力
ここで日本と違うのは、同等の効果のある薬に薬剤師が変更できることです。
あらかじめ病院毎にプロトコール(決まりごと)があり、どこまで変更できるかは病院次第です。
処方の変更には医師の許可は必要ありません。
投与経路は薬剤師が変更します。
A血液検査などの結果をチェックして抗生薬剤の投与計画を立て、処方を書く。
必要に応じて検査オーダーを出します。
*IVの調整はテクニシャンがします。
*各病棟に薬剤ディスペンサーで看護師が薬を取り出して投与します。
薬剤ディスペンサーは薬剤師が患者毎に入力した薬剤だけを取り出すことができます。
病棟に回って患者に指導などはしません。
一日中コンピューターの前にいます。
処方権をどのように定義するかによります。
ほぼどこの州でも命にかかわる薬を定期的に服用している患者には、薬が切れた場合に限り72時間分の処方箋を書けます。
限られた州では、特別なプログラムを修了した薬剤師は限られた薬剤の範囲のみ(高齢者の高脂血症とか血圧の薬とか)診断、処方できます。
もちろん自分で処方した薬は自分で調剤できません。