実習こわいよー


<リハビリ実習で自殺 病院、学院に賠償命令 地裁>
理学療法士を目指していた神戸市の男性=当時(32)=が臨床実習中に自殺したのは、
在籍していた近畿リハビリテーション学院(大阪府摂津市)や受け入れ先の大塚病院(兵庫県丹波市)が
適切な対応を怠ったためとして、遺族が約1億1千万円の損害賠償を求めた訴訟で、
神戸地裁の工藤涼二裁判長は28日、病院と学院側に110万円の支払いを命じた。

 判決によると、男性は病院の指導や人間関係に悩み、2008年9月に中止を申し入れた。
学校側が復帰させようとすると、病院の指導係が「土下座するくらいの気持ちで来てほしい」と発言。
学校から伝え聞いた2日後、男性は自殺した。

 工藤裁判長は「発言は自殺を決意するのに相当の影響を与えたと考えられ、
学校側が伝えたのも配慮を欠いていた」と指摘。一方、「病院の指導に問題はなかった」とした。