心療内科は、医局で奴隷している間は良いんだよ。
身体的超重症患者は各身体科に行き、精神的超重症患者は精神科に行く。
だから、基本的に軽めの患者しか診ない。勤務はキツくない。

問題は、その後だよ。
精神科医じゃない心療内科医なんか、勤務医として需要はない。

心療内科を掲げて開業ししたら、「それは精神科に行ってください」という患者しか来ない。
内科で開業しても、特に何かが出来る訳じゃない。
心療内科医を長くするには、基本的には大学の教員で残るしかないんだよ。

心療内科に進んだ先輩に「医員が終わったら、みなさん
どうされてるんですか?」と尋ねたことがある。
先輩は、「知らない。ほとんどの人は、いつの間にかどこかへ消えていく」だってさ。