芸大油合格→周りに超祝福され、予備校・高校・家族親戚中でちやほやムード。人生の絶頂期。とりあえずできるだけちやほやされとけ。

1年→意気揚々と入学。女王教授とマクドナルド教授からボロカスに言われる。
火曜日の必修授業技法材料の単位取りに苦労。新歓で先輩のノリになんかついていけず1年同士で固まる。
各予備校のデモストバイトで稼ぐ。アートパスで先端と仲悪くなったり良くなったりする。
ナス研、カンバス作り、芸祭、アトリエ飲み、飲み会など学年同士で一番仲良くなる時期。
多摩美生やムサ美生や浪人生の話を聞いて「俺っち芸大生で良かった(笑」とか思っちゃう。
全教員批評会で5、6人名前も分からない知らない教授や非常勤講師がいるが調べる気はない。

2年→ようやく課題らしい課題も…と思いきや毎年同じ課題、同じ教授の惰性課題。S田教授とH科教授が何を言っているのかよくわからない。
油画がスランプだった奴らが版画に目覚めて輝き始める。
上野の教官室がピリピリしていて入りづらく感じる。

3年→ある意味一番変化のある年。意識の高い奴は卒業や将来に向けて努力し、
意識の低い奴はこの年から徹底的にダメになってゆく。(特に制作よりバイトばっかりしてる奴)
自由課題で放任に近くなり、院進学や留学についてみんなで語ったりする。
版画組はごくたまに版画に進んだことを後悔する奴が出始める。

4年→前半から卒制制作なんてしなくてもいいだろ(笑)と余裕こいて何もしない。
とりあえず就活もしないし院に行くかぁ、とノンキに考え始める。
卒制もだらだらうじうじ描いて夜遅くまで泊まりこんで制作した割にはいつもと大して変わらない現代作家にモロ影響を受けたかのような作品を提出。
→院失敗。同級生の半分は受かり、更に多摩ムサの友達も芸大院に受かったことを知り絶望。
→院合格。しかしまた2年間もだらだらと代わり映えのしない飲み会の多い毎日を送り、卒業。フリーター。絶望。