共謀罪は治安維持法と違わないか。

朝日新聞朝刊「治安維持法と類似点危惧」という小見出しで漫画家の
かたの戦時中の体験が記事にされている。

共謀罪と治安維持法の相違点(私見)
共謀罪は組織的な犯罪集団でその犯罪予定の具体的な準備行為で
摘発することができる(組織的集団の、具体的な、ね)

治安維持法は個人の思想・信条の自由、内心の自由まで踏み込む。
(共謀罪は個人の思想信条の自由まで踏み込まない)

例えば、2・26事件のときにクーデターをおこした青年将校たちに
思想的な影響を与えた北一輝。治安維持法では死刑になっているが
共謀罪では罪を問われない。

組織的な犯罪集団の具体的な準備行為でしょう?
個人の思想信条の自由まで踏み込む法律じゃないじゃん。
拡大解釈されるって拡大解釈されて個人が摘発されるようなことが
あったら、何も言えなくなる。そういう状況下の国家は民主主義国家
とは言わない。