そこは微妙なところで、「大学生進学者数の増加」と「大学自体の増設」と「少子化」と「所得格差」が同時に起こっている状況がある。

( http://eri.netty.ne.jp/data/uni_04.htm )でわかるように大学は増えてる。

( https://sites.google.com/site/daigakulabo/data/jinkou/daigakusei-no-ninzuu )学生も増えてる。

>>19でわかるようにムサタマの志願者は減ってる。

つまり増えた分の学生の受け皿が、以前からあった大学じゃなく、新しく出来た大学だからこそ、現状が成り立っているとわかる。

そのうえ美大という選択肢が魅力的じゃなくなってるんだろう

大学・専門学校学費ランキングを見ると( http://www.daigaku-gakuhi.com/bijyutu.html )タマビが一位でムサビ、ついでに造形、女子美も初年度190万円オーバーで理学部トップの明治大学理工学部より20万円も高い。

重設備な理工学部より美大の学費が高くなる理由がよくわからないけれど、ようは新規・地方美大にも価格競争やカリキュラム内容でちゃんと戦えばまだまだ伸びしろがある。

逆にこれまで高学費で運営してきた関東の美大はすでに消費収支比率100%オーバーなのに、これから規模縮小はしづらいだろう

大学経営者と受験生が賢かったら、関東外組はわざわざ関東まで来ないで、願わくば一人暮らし代がかからない実家から通える近くに新設された美大、あるいはそもそも美大じゃない大学や学校に進学していく流れができているんじゃないかね。

少なくともムサタマの減ったぶんの受験生はすでにどこか別の所に行っているわけなのだから、関東の美大を例外視することは出来ないと思うよ。美大である時点で。