2010.07.03
神宮外苑に「日本文化芸術研究センター」−京都造形大と東北芸工

「テープ結び」を行う(左から)千住博京都造形芸術大学学長、門川大作京都市長、
千宗室日本文化芸術研究センター長、徳山詳直理事長、市川昭男山形市長、
松本哲男東北芸術工科大学学長

京都造形芸術大学(京都市左京区)と東北芸術工科大学(山形県山形市)は7月2日、明治神宮外苑に新設した芸術教育拠点
「日本文化芸術研究センター 外苑キャンパス」(港区北青山1)のオープン記念式典を同キャンパス内で行った。
同キャンパスは姉妹校である両大学が、「東京から世界に向けて日本の芸術文化を発信していく」ことを目的にしたもの。
「世界に向けて『藝術立国』を発信する」をコンセプトに、年間100講座以上を展開する予定で、
「社会を変えていくインパクトを与えられる人材の育成」を目指す。
センター長には茶道裏千家の家元・千宗室さんが就任した。
記念式典には、両大学の徳山詳直理事長や千センター長、京都造形芸術大学の千住博学長、
東北芸術工科大学の松本哲男学長、門川大作京都市長、市川昭男山形市長らが出席。
千センター長は「両校が掲げる理念『藝術立国日本』の実現のために、目標であった
京都・東北・東京の3地域の特色を融合するためにこのセンターは設立された」とし、
「日本文化芸術研究センターは、研究者や演出家、社会人、学生などさまざまな人の立場や
世代を超えた人に集まっていただき、日本の伝統から現代、そして未来を見据えていく。
このセンターを拠点とし、名門大学院や芸術国際連携活動などを展開し、
理念の実現に向け大きな成果が期待される」と開校宣言。
その後、「山形と京都を結ぶ」という意味を込め、あわじ結びをあしらった「テープ結び」の
セレモニーのほか、書道家の横山豊蘭さん、和太鼓チーム・悳炎(しえん)の
コラボレーションパフォーマンスが披露された。
https://www.shibukei.com/headline/7009/