>>242
かつての日本人はなぜ天皇を権力の源泉として認めることができたのだろうか?
それは政府が民衆の氏神信仰を、
国家神道の中に取り込むことで、
天皇制を頂点とする支配体制を支える仕組みのひとつにしたことによる。
明治政府は神道を、平田派の復古神道をベースに、古事記、日本書紀を、神典とし、伊勢神宮を頂点として、
全国のコミュニティごとの神社をすべてピラミッド型に序列化し、国家神道を作り上げた。
政府は神道を教部省や、のちに内務省社寺局に管轄させ、
皇典講究所【國學院大学】など神道系の学校を設立させ、
村落レベルで国家神道を浸透させる政策を実行し行った。