受験生は良く知らないだろうが、現在の美術予備校は歴史的に芸大の権威
主義のために創られたのです。
日本の美術は、芸大が権威の象徴で進んできましたが、作家として食べら
れるようになるまでは何らかの収入を得なければなりません。そこで権威
の象徴の芸大受験を教える施設、イコール芸大生・芸大関係者の収入源(
アルバイト)として、美術研究所ができ、そこから美術予備校と変遷して
きました。だから芸大受験と東京の大手予備校は密接な関係なのです。
過去の歴史の中には、問題の漏洩事件等もあったと聞きますが、受験と講
師の関係は現在でも変わりはありません。簡単に歴史的な経過を言えば以
上の内容ですし、芸大を頂点とする美大受験は予備校が必要なのです。
しかし、最近独自の視点で受験者を見ているのがムサビです。だから受験
予備校は多摩美を第一志望にするように指導しているので多摩美人気があ
るのではと思います?
いずれにしても、東京の美大は、東京の大手予備校に通うのが一番です。