短期決戦でいつも以上に地獄の就職氷河期な2013年卒
高校生の就職目的の進学、大学全入学時代、大学生の供給過剰、不景気による企業の採用抑制、さらに就職留年者の参加と、
就職戦線は本当にひどいものになってしまっており、これからも改善することはなさそうです。
それに輪をかけてひどさを増しているのが2013年以降の就職戦線です。

長期化する就職活動が社会問題となり、学生が3〜4年を学業にあてることができない本末転倒な状況に陥っている現在、
就職協定の復活みたいな形で、2013年卒の学生から就職活動を2ヶ月遅らせるということになりました。直接的な原因は東日本大震災の影響です。
しかし根本的な問題を何一つ解決していない状況においては、学生にとってただ就職活動する時間が減っただけであり、
さらなる激戦になることは避けられそうもありません。
限られた椅子を奪い合う就職戦線が、さらに短縮されたことで一層1回のチャンスが重くのしかかっただけです。

ついでに言えば2013年卒は、長々と続く円高による輸出産業のダメージや、東日本大震災の影響をモロに食らう世代でもあります。
2011年末にはTPP参加によるゴタゴタも影を落としています。2012年まででも学生の増加、採用抑制、留年者の増加などで例年より
「ましてひどかったのですが、これからは円高や地震の影響まで加わるのです。何一つ明るい兆しがありません。