オム情報局
立てましたみんなの力をスレに集めてくれ
オムニコの主スレがカキコ多すぎでオーバーフローエラーが出たため、急遽新しい「主スレ」を作成いたしました。
このスレは、オムニコに関する議論や情報収集(事件、社内情報…)等が中心です。
同目的の前スレは以下の2つですので、ご参考にしてください。
”オム、日交易、コムって業務改善されたの?” 凍結中
http://money6.2ch.net/test/read.cgi/deal/1172834064/l50
”【悪徳】オムニコってどーよ【電話】” 容量オーバー
http://money6.2ch.net/test/read.cgi/deal/1182163824/l50
また、オムニコに対する不満、苦情、相談、雑談、独り言といった何でもありの姉妹スレとして、
”オムニコ苦情受付・お悩み相談室”
http://money6.2ch.net/test/read.cgi/deal/1183786678/l50
こちらは自由形式ですので、硬い話は無しで存分に活用してください。
また、情報専用スレとして、
”オム情報局”(あえてわかりにくくしています)をご提供する予定です。
こちらは上記スレの内容をまとめてわかりやすくしたもので、ボランティアのみ書き込みするsage型スレになります。
こちらの情報専用スレへの書き込みはご遠慮くださいませ。
尚、上記スレを含め、当スレには事件解明等の重要な情報がありますので、削除要請があっても削除しないようにお願いいたします。
以下は話題毎にカテゴリーを組み、「名前」のところに明記します。
全てはオムスレに出てきた内容の要点を更新してまとめてようと思っています。
カテゴリーは、
「オムニコとは」
「業務内容」
「処分内容」
「オムニコの現状」
「5億円事件」
「やられたさん事件」
「その他の事件」
「苦情連絡先」
「情報提供先」
「商品先物に関する関連サイト」
「業界歴史」
「業界の現状」
「用語解説」
「裁判事例」
・
・
・
先は長そうなので、ゆっくりお待ちください。
面白そうなネタがあれば姉妹スレにカキコをお願いいたします。 オムHPの情報は一方的に都合の良い営業情報のみです。
オムは都合の悪いことは開示・対応せず隠蔽しているため、当スレで情報共有させていただきます。
主務処分理由「事故等が発生していた事実を組織的に隠ぺい」からも明らかです。
このスレは要点をまとめ、できるだけ多くの人にオムの本当の姿を理解していただくことにあります。
就職活動の方も、出きる限り事実の高い情報を抜粋しておりますので、ご参考にしてください。
3つの平行オムスレにより、オムはカキコミ自体を恐れ、なるべく不正はしないようになると期待しています。
また、オム自身にも現状を把握する情報源とし、活用していただきたいと思います。
尚、5億円事件の他に過去の不祥事等が出てきておりますので、「被害者の会」が立ち上がる可能性があります。
このスレにアップする情報の要求は姉妹スレにてお願いいたします。
現在の主スレは、”【悪徳】オムニコってどーよ PART.2【電話】”
ttp://money6.2ch.net/test/read.cgi/deal/1184927878/l50
過去における有効なスレは、”オムニコってどーなん? ”
ttp://money.2ch.net/deal/kako/1017/10172/1017286482.html
※当情報は複数のネットカフェよりボランティア達により配信しております。
以下の情報には、善良なるOB、社員の協力があることをご理解ください。
オム(経営陣)もなぜこのような運動が発生しているのか、良く考えましょう。
ヤフーの検索から「悪徳」の関連検索ワードが消える日を楽しみにしております。 昭和50年代の終わり頃、海先業者の営業問題(国会等)が発生していた。
ttp://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangiin/096/1260/09607061260014c.html
ttp://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/096/0260/09604280260015c.html
現オム会長は当時の海先業者ユニバース貿易の社長であり、当会社を解散し商品先物業界に進出することになる。
ユニバースの本州メンバーはゼネラルグループのマルホ宝商品に移籍し、その後同グループから独立し宝フューチャーズ、そして現在のオムニコ(会社名から先物を除外)となる。
ユニバース北海道拠点は砂山商店を買収し北日本商品となる。北日本商品はその後オムと合併し、オム八重洲支店となる。
結果的にユニバースのメンバーが今のオムの主力陣となり、その営業力の強さからオムは業界でトップクラスになる。
このユニバース時代の事はオムではタブーとされていて、オムの過去の開示情報には一切出てこない。
ユニバースは北海道で顧客の自殺による訴訟があり、オムになっても元第二事業部部長等は裁判所から呼び出しを受けている様子。
八重洲支店は後に本店第二事業部(元第二)となるが、当時はクリーンな理想的営業を目指した部署であった。
しかしノルマへの現実プレッシャーは夢と理想を崩していく。
また協栄物産(元西興通商:ユニバースをつくった会社)へはオムからの転職者が多かった。 元第二も数名お世話になっている。
会社ホームページ
ttp://www.omnico.co.jp/
開示情報(日商協)
ttp://www.nisshokyo.jp/disclosure/2003/012.pdf
ttp://www.nisshokyo.jp/disclosure/2004/012.pdf
ttp://www.nisshokyo.jp/disclosure/2005/012.pdf
ttp://www.nisshokyo.jp/disclosure/2006/012.pdf
※上記の”2006”の数字は各年次を意味する。 2006年版開示情報より、役員構成は
代表取締役会長 相原 洋 →大株主でオムの実権を持つ。筆頭アバンセは会長の資産管理会社。
代表取締役社長 伊藤 壽章
常務取締役(営業部門統括)宍戸 茂 → 代表取締役専務へ
常務取締役(第四事業部本部長)三宅 信三
常務取締役(管理部門統括)加藤 孝司
取締役(第一事業本部長)菊地 一夫
取締役(第二事業本部長)二本柳 昌幸
取締役(第三事業本部長)数馬 一夫 → 役員から降格へ
取締役(管理本部長)加藤 貞幸
常勤監査役 境 俊彦
常勤監査役 浅野 奉信 → 退職へ
監査役 高根 康夫
※仁井田元専務は現在協栄物産(上述)に出戻り、副会長の職にあります。
社訓斉唱
1.目標は常に高く、行動は自ら創造せよ。権利と義務は表裏一体なり。
1.率先垂範。常に中心となり、難事業完遂の喜びに浸れ。
1.工夫計画せよ。忍耐努力自信を持て。前進ある所に希望がわく
社訓は電通の鬼十則(軍隊経営)がベースで 業界で古くからあるもの。 「日商協」の外務員処分:金銭貸借における外務員の処分(外務員登録の拒否)
ttp://www.nisshokyo.or.jp/syobun/pdf/060317.pdf
こちらはリンクが外されたため現在見れません。
1年間のみ開示し削除するとのことです。日商協に要望しリンク先だけでも復活させましょう。
外務員の金銭貸借に関する処分で5億円事件に関係している可能性があります。
「主務省」<2006年12月15日:商品取引員への処分>
ttp://www.maff.go.jp/www/press/2006/20061215press_6.html
本日付で、2.(1)の改善が求められる商品取引員のうち、直ちにその法令遵守体制の強化が必要と考えられる商品取引員3社に対して、法第232条第1項の規定に基づき、業務改善命令を発しました。
[1] 対象商品取引員
オムニコ株式会社(本社:東京都中央区)
株式会社コムテックス(本社:大阪府大阪市)
日本交易株式会社(本社:東京都新宿区)
[2] 内容
勧誘に対する顧客の意思表示が、商品市場における取引等につき、その委託を行わない旨の意思の表示に該当するのか否かを外務員が適切に判断できる実効的かつ継続的な体制を整備すること。
上記に関する業務改善計画を、平成19年1月4日までに書面で提出し、直ちに実施すること。
[3] 理由
平成17年5月1日から平成18年5月31日の間に、法第214条第5号で禁止する、商品市場における取引等につき、その委託を行わない旨の意思を表示した顧客に対する勧誘についての苦情が多発していること。
平成17年5月1日から平成18年5月31日の間に、主務省から、商品市場における取引等につき、その委託を行わない旨の意思を表示した顧客に対する勧誘についての苦情が発生していることを指摘し、
法令を遵守した勧誘を行うよう指導したにもかかわらず、その後も、複数回勧誘に関する苦情が発生していること。
平成18年6月28日付けで主務省が求め、商品取引員から提出のあった報告書において、商品市場における取引等につき、その委託を行わない旨の意思を表示した顧客に対する勧誘を防止するための相当な取組がなされていないことが認められたこと。 「主務省」<2007年3月9日:商品取引員に対する行政処分について>
ttp://www.maff.go.jp/www/press/2007/20070309press_4.html
ttp://www.meti.go.jp/press/20070309011/shouhinsakimono-p.r.pdf
処分内容
(1)法第232条第2項及び法第236条第1項の規定に基づく処分
商品取引受託業務の停止(ただし、取引の決済を結了させる場合を除く。)
平成19年3月19日から4月10日まで(16営業日)
(2)法第232条第1項の規定に基づく業務改善命令
平成19年4月8日までに、商品取引受託業務の運営の改善のため、以下の措置を講じること。
ア 今般の法令違反の責任の所在を明確にすること。
イ 役職員に対し法令遵守を徹底するとともに、事故等に関する内部管理体制の充実・強化を図ること。
ウ 商品取引事故等の発生原因について調査分析し、再発防止のための措置を講じること。
エ 受託に係る適合性の審査において、実効性のある審査体制を確立すること。
オ 外務員の職務に関する不正行為の防止策を策定し、実行すること。
処分理由
(1)法第236条第1項第5号の規定に該当する事実
多数の商品取引事故等が発生していた事実を組織的に隠ぺいし、次の書類において、その発生状況等を記載せず、虚偽の数値を記載していた事実が認められたこと。
(2)法第232条第1項及び第2項の規定に該当する事実
ア 顧客との間に紛争がひん発し、又は使用人に対する指導監督が不適切であるため顧客との間に紛争がひん発するおそれがあると認められたこと。
イ 勧誘の適否の審査に当たり、一部の顧客の属性の把握に不備がありながら、審査を終了させ、取引契約を行っていた事実が認められたこと。
ウ 顧客との間において不適正な金銭貸借関係を結んでいた外務員が認められたこと。
上記に対するオムの謝罪リリース
ttp://www.omnico.co.jp/news/20070309.pdf
・勧誘審査での顧客属性の不備
・純資産額記載内容の誤り
だけで、他は省略されて「その他」で終わっています。
尚、処分に対する改善策の報告内容は開示されていません。 上記処分後の対応は、テレコール・プッシュ今まで以上に実施。
上司からの社内説明は、「監督官庁の見せしめでたまたまウチが処分くらっただけだから、これからもガンガン行け」
電話勧誘に関する業務改善命令の対応策として以下を行わない事とする。
1、社名を偽る(99%)
2、商品先物の会社とはっきり言わない
3、一度断っているのに、再度勧誘電話、訪問
営業社員は処分前の約1/3、新規が出ない状況。
7月よりオンライントレードを強化している。ネット広告等で手数料の期間無料を宣伝。ネットを主力に変更する情報あり。
勧誘に関する苦情が継続している様子。
7月19日、日商協から厳重注意を受ける。
対象者は第八事業部と第六事業部の社員。
・何度も電話で断りを入れているにも関わらず、30分ほど電話勧誘を続け無理やり予約を取ッた為。
・商談を行った顧客から、委託の勧誘に対して明確な断りを入れられたが、無視して次の日に課責がプッシュを行った為。
また、全会員に対し、「東京商工会議所の名簿」差し止めの異例の指示が出た。
上司から苦情に対する「注意しろ」との勧告と共に、「新規が無いぞ」とのプレッシャーが飛ぶ。 オムは電話勧誘(&プッシュ)を行う対面営業型最大手の商品先物業者でとうもろこしを得意として営業している。
プッシュは商品先物取引に関心のない人を先物取引に強制的に勧誘し違法性の高い営業方法であるが、毎日のように練習・実施をしている。
電話では社名を偽り先物業者と思わせない勧誘をしつこく行うために苦情が多い。
オムの新規客は殆どが買いからである。なぜなら素人は売りを理解するのに時間がかかるからである。
過去において、客の買いに対し自己が売り向かい(向かい玉)、客が利益になっている時は仕切り拒否を行っていた。
向かい玉での客の損を利益に替えることを「客殺し」という。
しかし、組織営業で急成長し業界最大手になると、預かり金額も大きくなり、全てに向うことが難しくなると同時に向かい玉規制が発生する。
そして、客同士で売り買いを合わせだし、客の中でも類似商品で売り買いを相殺させ、勝ち負けを少なくする生かさず殺さず方式へかわっていった。
これは手数料(10回程度まわせば資金がなくなる)収入だけの目的でなく、金利収入を含め会社の預かりを減らさないためであり、
客のためというよりは自社の安定利益確保のための方法であり「純増し主義」という。
また場合によっては同一銘柄異限月間で売り買いを建たせ(両建て)、評価損として損失をわかりにくくする場合もある。
いずれも顧客の金がなくなるまで 永遠に取引を続けさせるので、客は大体負けし取引の99%は損をしている。口座の維持率も極端に低い。
それでも厳しいノルマがあり、達成のために「手張り」(後述)を行う外務員もいる。不祥事の大きな原因である。 ノルマは社内では新規コスト(月初に報告)と呼ばれている。 一般職のコストは大豆換算で一ヶ月に40枚、主任職で90枚。
主任職以上は部下の数字も含まれる。また、月に1件の新規ができれば優秀。
3ヵ月坊主だと貼りだしされて晒しあげられ、様々なプレッシャーをかけられて追い込まれる。
コストの根拠は、外務員300人とし、実顧客が年間に1500件の増減があるため、月で新規140件程度が必要となる。
つまり、外務員一人が月に一件の新規が必要となりノルマとなる。
また、手数料収入が年間約100億円、費用が約80億円。内3億円位は電話代だろう。
月間では7億円近いコストが発生していることになるので、それ以上の収益が必要。
100億円÷既存客数3000人÷12ヶ月=約30万円。
つまり、客一人当り月に平均30万円程度の手数料、もしくは同等の収益源が必要となる。
商品先物業界は一般的に信用が低いため、以下のHP説明のように使えるクレジットを全力で洗脳する。
『オムニコは、「商品先物取引」で資産運用を計られるようおすすめし、お手伝いをしております。
オムニコは、「商品先物取引所法」により主務省である経済産業省と農林水産省よりの営業許可を得て、お客様のお取引を受託することができる「商品取引員」(商品取引所・商品市場の受託会員)です。
「商品取引員」の資格は厳格な審査の上与えられ、6年毎に営業姿勢、財務内容の状況等について、主務大臣の審査をパスして営業の更新の許可が認められています。』
オムニコは、「純資産」「純利益」ともに業界トップの実績を誇っています。「純資産」とは、・・・・それぞれ、会社規模や経営体質の安定度、無駄な経費を使わずに十分な利益を得ていることを表す指標であり、
故に、多くのお客様に安心と信頼感を抱いてつき合える企業として認知されている、と自負しています。
HP各ページにもしつこいくらいに信用力をアピールし洗脳している。 ※担当者により正統に行うものもいれば、悪質なものもいます。以下は一般的なものです。
営業は電話勧誘(テレコール)が中心となり、営業担当(約2〜300名)の各々が電話リストを所持している。
電話リストは神保町等の名簿屋で購入したものを利用する。名簿はゴルフの会員権、団体名簿、卒業名簿、OB名簿など多岐。
新規を出してさえいれば、会社が名簿をどんどん買ってくれた。 名簿は相手への直通電話などが記載されており一石二鳥なのだ。
名簿は直通番号のため、営業電話不要の申し入れや発信者規制を行っても、代表電話を登録してしまうのが常だった。
営業担当が自分本位の営業と、名簿主体による勧誘のため、電話規制が十分に機能せず苦情の嵐は減らない。
酷い苦情には相手先の名前と電話番号とともに掲示板、苦情リスト等に周知されていたが、
それらのリストがあまりに多くなりすぎて、営業担当が全て把握するのは無理の状態にあった。
また相手に八つ当たりして不快なことを言うとか、ひどい資質の営業担当が多かった。
電話先に受付が出る場合は社名のオムを言うとガチャギリされるので、別の社名を言う場合が殆ど。
オムロン、OMC、オムニ、オムコ、IBM、CTC・・・等
とにかく会社に電話して、受付にまずは取締役(社長、部長等々)いますか?といってみる。
受付は大体の○○ですか?という風にきいてくるので、そうそうといって代わってもらい、○○さんですか、以前に電話した・・・となる。
勧誘方法について、各事業部によって若干異なるが第二事業部では 「引っ掛け」という手法が主流であった。
これは相手に自分を会うべき人物と錯覚させるヤリ方だ。とにかく会って勧誘することが重要である。
例えば、相手の取引先の関係者に思わせたり…。
「以前、ご連絡したオムの〇〇です。ほら、前に△△さんの方で…。(△△には相手の取引先や大株主の名前が入る)
その節はすいませんでした。久々に、またお近くの担当になったのでお電話しました・・・」 その他に「IBMのFITTを使った情報サービスで・・・」としてIBMの関連会社を匂わせたり、「パーティを行うので・・・」等々。
そして会った時に嘘がバレる事が多いが、それでもあの手この手を使って営業する手段を身に着けていた。
上記、職業分析編、パーティ編の他に同郷編、前職編、新人編、出身大学編、ゴルフで会った編、宝くじ編、システム屋編、泣き落とし編等色々ある。
営業担当はアプローチブックというのを持っており、社歴、システム(ゼネックス)、業界、取引用語説明+利益計算、材料(コーン等の値動き)の説明が書かれている。
名刺交換だけでも行えれば、B客(見込み客の意味:営業一人1件以上/日)として上司に報告する事が多々あり、訪問の半数以上をB客にしないと怒られた。
顧客情報はB客カードというものに記載する。予約やB客は仕事量と呼ばれ、ボーナスの査定などにも響く。
勤続年数が長くなると、商談において様々なテクニックを覚えてしまう。
そもそもプッシュというのは、見込み客(カモリスト)や商談相手とその場で契約出来なかったが、あと一押しで契約出来そうな相手に追い撃ちをかける手法だ。
会社の決まりで前日に会った人には即攻撃(プッシュ)しなければならず、会社都合の営業は相当数の客の信頼を失っている。
プッシュの例として、「実は先程、朝一番の外電の中に物凄いニュースが飛び込んできたんですよ! ・・・・
もう昨日の値段から100〜200円も上がっているんです!このまま行きますとストップ高になりそうなんです。
ここは一つ、昨日お話した〇〇万円分だけお付き合いさせて下さい!
ただ、電話だけで話す内容ではないのでもし〇〇万円分買えた場合に再度訪問しますので御席で楽しみに待っていて下さい。」
とか、「それでですね、もしOO円以下で指値注文が通ればOOさんにも絶対に利益を取っていただけるんですよ。(絶対勝つとは言っていない)」
※最近は指値の部分は駄目になったようです。
プッシュは係長や課長職がB客カードを使ってその営業担当になりきって行う場合も多々ある。 プッシュでB客が落ちると、直ぐに約諾書や契約書(印紙付)を持ち、契約のプロである係長職以上が必ず同行し契約に向かう。
客の印を事前に準備する部署もあり、購入した印は契約後に廃棄し、上司がレシートをチェックしていた。
家族等の第三者からの横槍を防ぐため、相手の勤務先において契約を交わす。オムから送付される書類等の送付先を勤務先にするように促すこともある。
契約の中身について、約諾書(パンフレット程度)を読実利かせるが、大事な部分は細かな文字で綴られている。
相手に直に説明する部分は見開き1ページと更に半ページだけ…。両建てや難ピン、定時増や臨時増などの証拠金説明のみ…。
これらの説明を行い、相手に契約を同意させる。
この時、担当によっては相手の確認書類に都合の悪い部分は修正したり、相手に元本保証(口頭なので証拠がない)を説明をする事もあった様だ。
75歳以上、35歳以下は取引が禁止されていましたが、架空講座を作ったり、他人名義で取引したりと抜け道はいくらでもあった。
そして、契約の最後に契約者本人の同意内容を電話により記録させる。
こちらはトラブル時に「契約書+本人の肉声記録」が無理矢理に契約させていない証拠となる。
トラブルを想定した契約なので、トラブル時は客側が不利となり泣き寝入りもしくは不利な示談をすることになる。
監査部は営業系のドロップ&スピンアウト組で構成されているので営業の人間とは仲がよい。
プッシュ(後述)等の問題となる主力業務について見て見ぬふりをしている形だけの部署なのである。 一日の仕事の流れは、
7:30ぐらいまでに出社。(早朝出勤の手当て無し)
7:45〜8:20まで2人1組での商談練習、名簿チェック、電話練習、説教タイム等
8:30〜8:45まで大体は朝礼。
8:45〜9:00までプッシュ練習。
9:00〜プッシュ開始。
10:00から商談先に外出、客づくり。
15:00くらいに帰社。
18:30ぐらいまでテレコール (翌日の予約2件必須)、翌日のプッシュに向けての準備。
20:00頃に仕事終了。
※隔土曜日は出社。
オムでは1日のノルマとして仕事量(訪問予約かB客計上で1件カウント)で2〜3件があり
訪問予約は次の日の予約以外は認められない。
お客さんに1人会うごとに上司へ電話報告することが求められます。
予約に関して全く予約が取れなくても、取れたといって予定表に書き込むことがあり「天ぷら」という。
客と会って名刺がもらえないと疑われるので、ニュー新橋ビルの名刺屋で報告用の名刺作り、名刺代はまた交通費水増しで吸収していた。
昇格査定として、
@一般社員から主任への道のり
・査定日開始から1年以内に、初回預かり金合計が約1800万円以上で昇格決定。
※ちなみに、一般社員を3年経験すれば、主任に自動昇格。昔の基準は枚数。
A主任から係長への道のり
・査定日開始から1年以内に、自らのプッシュで24件以上落とした場合に昇格。
リフレッシュ休暇はほぼ取れず。取れたとしても半年前に申請が必要で「休みとるなら、新規出せ!」 主なトラブルは「電話勧誘」「取引関係」「不祥事」に分かれる。
勧誘時に断っても再勧誘したり、絶対儲かりますっていったり(法律違反)
相場に関係なく上がりますっていったり、
元本保証ですっていったり(法律違反)
取引も断定的判断の提供、一任売買、無断売買、などなどなど。
顧客に取引を十分に理解させるには1ヶ月位の期間が必要となるため、不十分な理解の状態で取引をやらせる。
不祥事は億単位の使い込みや持ち逃げってのは凄いのが色々あったらしい。
事故玉をまわすとか、損失を確実に取り戻せるとか、顧客救済のためとか、バイカイするとか、
とにかく資金の使用使途は会社で行う取引であり、全く安全であり、会社が保障するという業務的説明で金を調達し手張り等で使い込む。
事故の対応は、担当を解雇・異動等で隠し、担当者がいないので内容を知らない、解雇したので安全・・・が定番。
不祥事は過去から繰り返され、改善されない。
また、以下のような指導があり、トラブルの要素となっている。
・社員に贅沢、無駄使いを極力させ会社依存度を上げようとする。社員の退職防止策であり金銭感覚麻痺となる。
家買え、車買え、風俗通え、裏カジノ行け、ブランド物買え、タクシー使え、とにかく金使え。
・社員に客の金を、会社の金のように思うよう教育していた。
・係長クラスは、自腹で客から入金が取れないとき入金したり、客の損失補てんさせられたりした。
主務省の処分基準は、「消費者の生命・財産を保護するとともに、国民経済の健全な発展を達成する。」
ttp://www.meti.go.jp/policy/policy_management/18fy-jigo-hyoka/syohisya/18fy-jigo-syohisya.pdf
・法律に違反していることがわかれば処分する。
・その処分基準となる指標は相談件数
主務省の目標に対し、成果が上がらない等の意見は、「総務省行政評価局」へ
メールアドレス:i-seisaku@soumu.go.jp FAX番号:03−5253−5464 「苦情・相談・情報提供」
各地域の消費者センター(どこまで有効か不明です)
ttp://www.shousen.org/
日商協(お勧めしませんが形式的に連絡が必要)
ttp://www.nisshokyo.or.jp/consulting/center.html
農林水産省(商品取引相談窓口)
電 話:03-3502-8111(内線5708)
ttps://www.voice.maff.go.jp/maff-interactive/people/ShowWebFormAction.do?FORM_NO=4
経済産業省(商品取引相談窓口)
電 話:03-3501-1511(内線4217,4218)
ttps://wwws.meti.go.jp/honsho/comment_form/comments_send.htm
「事件関係」
警視庁捜査第二課、警視庁築地署刑事課(実担当)等
ttp://www.npa.go.jp/safetylife/soudan/madoguchi.htm
「情報提供先」
読売新聞 shakai@yomiuri.com
朝日新聞 ttp://www.asahi.com/reference/form.html 入力フォーム
毎日新聞 jikenjiko@mbx.mainichi.co.jp
産経新聞 u-service@sankei.co.jp
日経新聞 f-daily@nex.nikkei.co.jp
ttps://sch.nikkei.co.jp/nikkeinet/ 入力フォーム
東京新聞 outou1@tokyo-np.co.jp
情報は当然としても匿名の意見だけでも出す価値はあります。 2007年05月10日(木) 06時02分
先物取引の「オムニコ」元外務員が、5億円詐取の疑い(朝日新聞)
顧客とのトラブルの多さなどを理由に今年3月、農林水産省と経済産業省から業務停止処分を受けた
商品先物取引会社「オムニコ」(東京)で、元外務員の男が顧客から金銭をだまし取り、行方をくらませていることがわかった。
被害者は20人以上、被害額は5億円を超すとみられる。
被害者の1人が詐欺などの疑いで警視庁に告訴したほか、同社も「近く被害届を出す方向で動いている」としている。
被害者の男性(42)によると、同社で取引を始めて5カ月後の04年11月、「損を取り戻す良い話がある」などと元外務員に持ちかけられ、
計1600万円余を指定口座に入金。その後も「会社で責任をもって返す」などと誘われ、翌月まで20回以上にわたり総額1億円余を入金した。
その後、元外務員は色々な口実で返済を渋り続け、05年9月に行方不明となり、解雇された。
この男性は翌月、刑事告訴した。今年3月には、元外務員と同社を相手取り、損害賠償を求める訴えを東京地裁で起こした。
同社は「係争中なのでコメントは差し控えたい」としている。
ttp://www6.big.or.jp/~beyond/akutoku/news/2007/0510-5.html
主務の指摘にあるように、過去に顧客とのトラブルが多発し、組織的に隠蔽している事実がある。
主務省は2007年3月に2回目の業務改善命令(事故解明、内部管理体制、法令順守等の指導)と3週間の業務停止処分を出す。
そして同年5月に朝日新聞による「外務員の5億円事件」が報道される。これがその解明した内容である。
今回の事件の舞台はオム本社の当時第二事業部(以下、第二。北日本商品→八重洲支店→第二)である。
オムは社員の離職率の問題より、社員に借金を誘導していた。
裏カジノもその一つでT副部長、コバヤシ課長、オブチ副課長は賭博狂らしい。
同部ではセキという上役がいて手張りの実績があった。ただし、使い込み問題を起こし降格後に退職(解雇?)する。同業に転職後も問題となり服役中との噂あり。 今回の事件の主犯であるオブチは、オムのトップセールスマンであり、当時のノルマに対応するため、コバヤシと共に手張りを始める。
手張りはオム会長が社内で推奨していた。また、手張り以外にノルマを達成する現実的手法がなかった。
手張りは第三者から口座の名義を借り、自己資金で売買するものだが、資金は客を騙して預けさせた金を使っていた。
丁度、2004年秋からのガソリンの急進に気をよくしていたコバヤシ・オブチの二人だが、大きく玉を張ったために同年11月からの急落により大損失が出る。
5億円事件の始まりである。
当然多額の追証が出て、口座を借りていた客とトラブルになる。そこでオブチの大口客に目をつけ、コバヤシと共謀して騙し、巨額の資金を手に入れる。
二人は何とか急場を凌いだが、不祥事が多かった社内でコバヤシの前上司の使い込みが発覚し、コバヤシが責任をとり解雇された。(コバヤシは協栄に新宿支店長に)
オブチは騙した客に巨額の金銭返済しなければならない。手張りの損失を取り戻すために賭博の再開と不正取引の開始だ。
その時期にT副部長とオブチは賭博を再開し、新橋の裏カジノ(バカラ)で馬主と出会い客にする。
その客は表向きは税理士(?)であったが、実は暴力団関係者であった。二人は事実を知らず馬主と関係を深める。
オブチは大口客の金銭返済のため、この馬主口座を利用して不正取引を行う。
オブチは既存客から騙した大口資金を馬主の口座に移し証拠金として使用する。そして当時認められていたバイカイ手法にて、他の客から不正取引により利益を移す。
バイカイとは、オムニコ社内で顧客の注文を自由に組み合わせることができるため、口座間で利益操作ができるのだ。
この馬主の口座は、賭博での資金や不正取引に使用されていた様子である。その証拠にこの口座のみ利益が出ていたのである。
一時期、全ては順調にいった。そこでオブチは本格的な賭博のため、2005年初めにT副部長と韓国に渡りバカラ賭博を行う。
その時に、オブチは顧客から資金を無断で引き出し使い込む。
多分バカラで勝って返済するつもりだったのだろう。しかし失敗し横領となる。
巨額の借金が発生し、オブチは2005年から複数の客から資金調達を活発に始める。 ただし、コバヤシは解雇されクレジットがないので、部下を騙して不正に協力させ、業務的に客を騙して資金を調達するようになる。
客へは金銭の補償、無リスクの説明、そして部下の金銭振り込みと確認の連絡等・・・。被害は増大していく。
借金返済のための自転車操業の始まりである。馬主口座を中心に継続して手張りをしていたようだが上手くいかない。
多くの客の返済に困ってか、この頃から部下にも多額の借金を強要し、闇金の借り入れ額も増えていくようになる。
そして大口客の金銭返済も要求され、2005年3月にオブチは別の大口客の証拠金代用の株券に手を出す。
その株券を無断で処分し現金化し返済に充てるとともに、闇金の担保にも使った様子である。
闇金の借金は利子を含め1億円近くになっていた。
オブチは部下と客を騙しては返済する毎日が続くが、2005年5月には使える客の株券もなくなり、横領できる金もなくなった。
会社ではオブチの不信な行動が目につくが、ノルマの事があるので上司はオブチの行動を黙認する。
7月は客からの返済要求が多かったのだろう。
8月に入りは夏休みも返上し客の返済を誤魔化していたが、一部の客が我慢できなくなり不祥事が発覚する。
部長、役員とオブチが調整し、その客には金銭の貸借部のみ保証を行い対応するが、十分な調査を行わずオブチは業務を継続していた。
オブチはこの時に書類偽造で減給処分を受けただけである。
そして9月に入り、オブチは身動きがとれなくなる。そして再び部下を使い、客から逃走資金をだまし取り、2005年9月15日に無断欠勤する。
以降、オブチの姿は消えた。連絡が取れなくなり、自宅も夜逃げの状態となる。
逃走後、社内の調査等でオブチに関する巨額の不祥事(多額の金銭貸借、ヤクザとの不正取引等)が発覚し、オムニコは客と社員の被害者に対し、
事件と無関係・隠蔽の態度を貫く。当然、主務省にも詳細な報告はされていない様子である。
そして部長は第二の組織を潰す誘導をする。まず、オブチの部下に嫌がらせを行い辞めさせていく。オブチに貸した金銭の補償はない。
警察にもオムは被害届を出さず事件解明に非協力的な態度をみせる。 オムの外部への説明は、事件は外務員個人の行ったことで、会社は事実関係を把握していない。
関係者は全て解雇したため、危険はなく問題は解決されている。ただし、現実には主務省の指摘にあるように相当な情報を所有し組織的に隠蔽している。
今回の被害要因は大きく以下の3点である。多くは示談しているようだが、紛争は数件あるとみられる。
1.騙されて預けたお金(手張りや不正取引用の証拠金に使われる)が返ってこない。
2.証拠金や株券の使い込み。
3.客を騙しバイカイ等で取引とみせかけ不正に特定客(ヤクザ)に利益を補填・移動する。
尚、”2”に関しては、少なくとも書類を偽造し横領となる。(これはオムが被害者)
2004年末に顧客の金使い込みと、2005年3月から5月に顧客の株券使い込みが該当する。
今回の事件の問題点は、
・法改正中の不祥事で教育体制の不備、法改正の顧客保護観点を悪用している。
・不祥事が発生するノルマ営業と客を騙すプッシュ営業教育の問題。
・大型事故のくりかえし、それも同部署である。
・社員賭博の危険な状況を知っていて、管理職の指導がない。そもそも管理職が賭博をしている。
・外務員や取引の監視体制の不備、特に事故発生時の顧客への早期確認不備、逃走後まで的確な対応なし。
・主務の事故解明指導に対する不誠実な対応、被害者に対する隠蔽策。
である。
会社としての無責任対応に対し、信用力が著しく低下している。
ttp://www.anuyuusdptw.com/054_teishi.html
ttp://www.asahi.com/national/update/0510/TKY200705090367.html <姉妹スレ苦情受付>オムに預けたお金が消えて泣き寝入り
やられたさんは、1999年頃に第一事業部(丸の内)で、担当のM田係長にて取引を行っていた。
当時、パチンコ裏ロム関係にて服役することになり、拘束中に中にオムに預けていた残金380万円が架空銀行口座に振り込まれ盗られた。
友人にオムの紹介を受けるが、友人は資金700万→2800万円(E部長の不正?)で利確した。
勧誘時に担当のM田は損失補償(1点目の問題)を行い、その保障方法(不正?)はいくらでもあると口説く。
初回に650万位、追加200万位で合計850万円位を預け、本人が相場がわからないこともあり、
M田は一任取引(3点目の問題)を要求し、約2年のつきあいが始まる。
ただ、窓口はM田だけにすることが前提であり、M田は別の銀行通帳(2点目の問題)を用意した。
当時の取引は、↓画像掲示板に情報を開示中だが、類似銘柄で売り買い蓋をしたオムの収益化戦略そのものであった。
ttp://jpdo.com/cgi46/125/joyful.cgi?
途中、M田はやられたさんにしつこい金銭貸借を依頼し、名刺の裏にサインを一筆貰って35万円を借りる。(4点目の問題)
特に入出金状況が不明で、取引中も120万円の現金引き出し等があったらしい。(5点目の問題)
そして、拘束中に第三者からの連絡で銀行口座を変更し残金を全て振り込んだ。(6点目の問題:変更手続き)
本人は服役中でオムに連絡することができず(7点目の問題:本人確認)、資金は盗まれた。
警察に告訴し捜査が開始となるが、銀行は協力的だったが、オム側は担当者退職と説明し担当と面談できない。(8点目の問題)
その後も担当者がいないことを理由に事故解明の説明がなく(9点目の問題)、裁判による解決を提案。
上記の問題の中でも一任取引、金銭貸借は明確であるが、特にお金の動きが不審であり、入出金一覧表を手に入れて分析する必要がある。
尚、刑事事件は時効と思われるが被害者はオムである。民事においては時効が発生しないケース(オムが被害者のため)の可能性が高いが、詳細は弁護士に確認。
この犯罪の関係者がオムに存在する場合は明らかにやられたさんに有利である。
友人の関与等が認められた場合は状況により過失相殺が考えられる。現在、対応中。 バイカイは確実に利益が出せるという表現があるが、その点は事実でないとの指摘がありましたので訂正いたします。
バイカイはストップ張り付きの場合、時間外での特例措置であり、板寄せだけですからそれ以外の値段は存在しません。
ザラバでの特例措置もストップ値だけが適用されます。価格決定した立会い終了後20分以内に取引所に報告し約定とするものです。
日本弁護士連合会が2005年法改正向けの意見書を提出しているのですが、その中で不正の温床になりやすいとの理由でバイカイ付け出しの禁止を要望していました。
この場合の違法性が指摘される部分は、ストップ張り付きで未成立注文が非常に多く、翌日にその注文が持ち越されることによって、
続伸(又は続落)になる場合に注文を成立させてしまう場合等が該当するようです。
バイカイは外務員でも誤解していたり知らない人も多いらしく、各業者の用語説明をみる限りでもわかりにくいです。
客の説明には、このわかりにくい点を悪用し騙した可能性があります。
基本的に委託間の向わせは事実と考えられ、バイカイ自体を悪用し特定客に確率的に有利(引けの板状況を確認等)な建て玉をとることが可能ですが、
それでも翌日に注文状況が引き継がれないリスクも存在するため、悪用した場合は有利な要素はありますがそれでも100%確実ではないことを補足し訂正いたします。 以下、指摘と討論がありましたので以下のように訂正いたします。
バイカイの話が出ていた2004年末のガソリン系商品相場では、バイカイできるのは短期間に5回程度あった。
結果的にバイカイしていれば特定客側が勝てる内容となっているが、先日の討論でもバイカイであっても内包するリスクがあり、
実際はバイカイはしていたかどうかは本人しかわからない。
当時は丁度バイカイ特例が出ていた時期で、顧客にバイカイするように説明すると騙しやすく、資金調達が行いやすいために利用していて、
実際は客同士を向わせ、不正口座側を有利にするように手張りをしていたというのが本筋と考えられる。
オブが客から金をだまし取った手口は、以前の客の書き込み情報から以下が想定できる。
・他客ですぐに保証金が用意できないので助けてほしい。
・一任取引で利益を折半、損失は補償する。
・事故玉で利益になっているのを渡す。 ←無理
・バイカイ付け出しする。
先物取引損失の補填として、上記を業務の一環で行っていて、リスク無し、会社で管理し利益を保証するという手口。
資金は会社の不正用口座に入ったと予想され、実際にはリスクの高い手張りの資金と手張り損失の穴埋め、賭博等に使い、上記の説明は全部嘘だったのだろう。
被害客は書き込みの内容より、横領や金銭貸借の客より、取引に関する客の被害が多いと予測されている。
尚、金銭貸借の客数は実質的には相当多いと考えられるが、オブチが部下等の借金、闇金等何らかの形で返済した、
もしくはオムが保障・示談して相対的には少なくなったと考えられる。 推定
・営業マン300人
・1日の掛電件数300件
・内ターゲットとの会話 30件(1/10)
・1ヶ月の営業日約20日
300×300×20 =1,800,000件/月
ターゲットは1/10として、月18万件も電話していることになる。
当然、苦情が多いことが簡単に想像できる。
勧誘方法撃退法として、
@オムの電話がディスプレイに表示されたら無条件でガチャギリする。
A難しい質問をして責める。
B会長や役員の名前を出して報告すると強くでる。
C主務(日商協では駄目)に報告するという。
尚、オムに苦情・電話勧誘拒否を伝える時は、代表電話番号だけでは無理で、直通電話番号も伝える。
また、同時に内容をFAXで送りつける。 人事部は社員は宝と言うが、営業では社員=働きバチ。または、将棋の「歩」で使い捨て、補充するものという扱い。
入社は簡単だが、退職は非常に難しい。
事前準備として、オムの違法情報を取得しておく。
辞める事を伝えると、上司が対応し「飴(やさしい言葉や行動)」が出てくるが、それはいつもの手(応酬マニュアル)であるので意志を強くもつ。
「限界」を言い続けてもウヤムヤにされるだけである。
ボーナス前は「ボーナスまで頑張れ!」、ボーナス後は「ボーナスもらってやめるのか、 裁判起こしてボーナス返してもらうぞ!」
辞表を一回出した人間には退寮の許可がまったくでなくなり、退職する時は「今日中に出ろ!」となる。
寮の者はすぐに引越しできるように準備しておく、もしくは辞表を出す前に引越ししておく事。
そして、退職が受け入れられない場合は内容証明郵便で辞表を送りつける。
出社しなくなると、携帯電話に山のように電話が入り、
「懲戒解雇にするぞ、次の就職できると思うな」と脅しが入るが、
辞める意思を示した相手に懲戒解雇はできない旨を伝える。
※先ほどageてしまいましたが、当スレはオム社の情報専用スレでボランティアのみ書き込んでいます。
書き込みを行いたい場合は>>1に明記しているスレにお願いいたします。 <以下、ご要望のありました元7Fフロアーマンさんのカキコを張り付けます>
まずは、時間的流れに沿って。
昔々、まだ小林が若かりし頃の話。
小林の上司にあたる人物が、顧客から預かった資金に手を付けました。
当然、会社も顧客も気付きません。小林も気付きませんでした。
誰もが気付かない内に、その上司にあたる人物は会社を辞めました。
そして、時は流れ…。
小林も2組織を任される役職になっていました。
ところが、ある日、小林は監査部に内線で呼び出されたのです。
小林は訳も分からず、3Fの監査部に出向きました。
そこで、監査部の担当から言われました。
『会社の方に苦情がきている。分かるな?』
小林には見当がつきません。続けて、監査部の主張。
『〇〇という顧客からの苦情だ。資金の収支が合わないそうだ。
当時の事を知ってる組織の人間はオマエだけだ。』
小林はハッ!!とします。そして思い出します。
そういえば、あの上司がいた頃、やけに羽振りがよかった事を…。
小林は言います。
『そんな昔の事を言われても分かりません。』
間髪入れず、監査部の主張。
『オマエを当分の間、営業職から外す。色々と事情聞くから。』
この監査部の発言から数日後、小林は本格的に朝から定時まで
監査部からの取り調べに入りました。
結局、小林は取り調べに入ってから数ヶ月後、解雇になりました。
その際、様々な噂が流されました。
ある者は、『賭博がバレたんだ。』と話し、別の者は、『借金絡みだぜ。きっと。』と話す。
会社の隠蔽工作があったのに…。 小林の本当の解雇理由…。それは何か?
小林は会社の圧力に屈したのであった。会社は、苦情を訴えた顧客に和解金を支払う。
しかし、相手は弁護士をたて、それでも納得していない。
会社は考える。『裁判沙汰だけは…。』と…。
さらに会社は考える。
『ならば、当時の営業組織の唯一の生き残りである小林に全責任を被せよう!』と…。
これが、小林の解雇理由の一幕である…。
少し時計の針を戻し、時は小林が監査部の取り調べ中のこと。
小林はある2人の人物にメールで相談する。1人は副部長。もう1人は…。
そう、オブチだ。
小林は副部長にメールをする。
小林→『私は、どうなるんでしょうか?』
副部長→『オレには、どうする事も出来ん。スマン。転職先は、ニイダの会社に相談してみなよ。』
次に、小林はオブチに相談する。
小林→『副部長に、ニイダに相談しろって言われたけど…。彼の事は知らないし…。副部長に見捨てられたよ。』
オブチ→『そうですか……。』
ニイダの会社…。それは、同業の協栄物産であった。協栄物産の経営陣の中にはオムニコ出身者がいる。それが、ニイダ氏だ。
小林は解雇後、協栄物産の新宿支店の支店長に着任。しかし、そこでは長続きせず退職している。彼の人生は何だったのだろうか…。今、彼はどうしているのだろうか…。
場面は変わり、オムニコでは、小林に責任を被せ、平穏を取り戻す。
しかし、この後、オムニコに更なる暗雲が立ち込める。
5億円搾取事件発覚まで、残り約1年と6ヶ月である。
小林編〜完〜。 『魂を継ぐ者』〜プロローグ〜
この物語は、前作の小林編の続編です。今回の中心人物は、"オブチ"となります。
本編に入る前に、予備知識としてオムニコについて幾つか語りたいと思います。
ACT.1 第二事業部とは
当時のオムニコの営業部は第一〜第五事業部で構成されていました。
営業スタイルは殆ど同じですが、事業部間の成績には差が生じています。
本作の舞台となる第二事業部は、成績不振の事業部として存在しています。
この第二事業部に前作登場した"小林"、今回の中心人物の"オブチ"がいます。
ACT.2 第二事業部の組織図
まず、役員監督者として菊地本部長のがいます(第三事業部も兼務)。
営業部長はズガワラ。その下に副部長が2人おり、大きく二つにA組織・B組織に分かれています。
A組織は、T副部長を筆頭に、第二事業部のノルマの約7割をこなします。
このA組織に小林・オブチが組み込まれており、A組織並びに第二事業部のエース組織です。
それでは、これらの事を頭に入れて頂き、本編に参りましょう。
『魂を継ぐ者』
第1章 〜栄光の影に〜
オブチは、営業不振の第二事業部にあって、トップクラスの成績を残している。
おそらく、社内のTOP 10に入る程の実力があっただろう。
ただ、その栄光に満ちた成績も、5億円搾取事件への一歩に過ぎなかった…。
オブチ率いる第1店は、必ずノルマを達成していた。
部下からの新規が無くても達成していた。当時の店ごとのノルマは月間900万円分の
新規を計上する事。それをオブチが1人で完遂する事もしばしば。
その時は、不思議には思わなかったのだが…。 オムニコの場合、新規取りに走るのは主任と一般社員のみである。
オブチの主な日常業務は、既存客から手数料を取る事と売買注文の取り次ぎ。
なのに、なぜ新規を計上出来たのか?それは旧客を利用したのだった。
社内には次のような規則が存在する。
・以前、取引のあった顧客を再勧誘する場合、その顧客が取引終了時点から6ヶ月
経過していなければ新規契約と認めない。(社内では"復活新規"と呼ぶ。)
オムニコの顧客は、社会的地位が高い。オブチの顧客も同様に…。
一度でも、相手にお金があると分かれば、復活新規を計上するのは簡単だ。
利益を出して終了していた客であれば、『また、昔の様に良い思いをしましょう!』と。損失を出して終了していた場合、『負け分を取り戻しましょうよ!』と、相手をその気にさせて取引に引き込む。相手の心理を上手く利用するのである。
オブチが常日頃、口にする名言がある。
『先物取引は投資じゃない。金持ちの道楽であり、遊びだ!』
オムニコが何故に社会的地位の高い人物を顧客にするか分かって頂けただろうか?
ただし、復活新規はあくまでも一時的な救済策でしかない。その場しのぎなのだ。
本来、復活新規はノルマ達成まで残り僅かという場面で使用するものである。
それをノルマ達成のために3〜4ヶ月連発で行うと物理的に無理が生じる。
ならば、部下からの新規に頼るか?口では、『新規出せや!』と言いつつも
時代は昔とは違う…。どうすれば良いのだろうか?
ここで、オブチがとった行動は自らが資金を出して取引をする事であった…。
(今となってはそれ以前から実行していたのかもしれないが…)
・手張り…外務員が自ら資金を出して取引する事。
(現在、相場を正常に維持する目的・インサイダー取引の兼合いもあり禁止)
通常、課の責任者は相場が終わる15時まで外出しない。昼食も出前や弁当で済ます。
余程の事が無い限り、外出はしないのだ。しかし、オブチは午前中から外出する事も
多々有り、1日中いない時もあった。今思えば、この時すでに、破滅へのシナリオは
全て完成していたのだろう。
私には、オブチが金策と名義借りに掛けずり回っているようにしか見えなかったから…。 『魂を継ぐ者』
第2章 〜仕事と私事〜
問題です。次の金額を見て皆さんは何を想像されますか?
1000万円
ミリオネアの賞金? それともM―1の優勝賞金?
この金額は、オムニコの係長職の平均年収です。上手く出世出来れば、25〜27歳で手にする事が可能です。
確か、オブチは当時、昇進最速記録保持者だったと思います。
オブチも例外なく、手にしていたでしょう。ましてや、失踪する約1年前から副課長だったんですから…。
年収1000万円であれば、余裕を持って生活出来ますよね?
しかし、この物語の題名にもあるように、オブチは誰かの"魂を継ぐ者"…。
それは、一体誰なの?皆さんは、既に耳にしています。そう、小林の魂を…。
正確には、小林も"魂を継ぐ者"だったのです。彼等の祖先…つまり、仕えていた上司達からの…。
オブチは私と出会う前から身の丈以上の借金がありました。
複数の消費者金融に闇金融。そして、両親や部下からも。小林も似た様なもの。
借金の目的は何だったのだろうか?家のローン?子供の教育費?
どれも違います…。その正体はギャンブルという麻薬だったのです…。
オブチのエピソードで面白いものがある。時は、オブチが新規取りに走っていた頃…。
当時の上司もオブチに似た系統の人間。2人は部下と上司の関係以上に意気投合。
2人は共に、外回りのふりをして平和島競艇場に遠征。これを月に何回も続けていても
(ギャンブルの成績は定かではないが)、営業成績は常に優秀。末恐ろしい行動力だ。
これに加えて、もう一つの借金理由がある。理由はIT長者に似ているかもしれない。
若くして成功し、ある程度の富を得た人間が陥る落とし穴であった…。
※補則説明※
・一つ前に出た平和島競艇場に遠征した上司は、小林ではありません。
・上記に記載した上司は、T副部長ではありません。オブチ失踪時は、内勤の係
長です。 オブチは既婚者であり子供もいました。ですが、少なくとも、失踪の2年前から自宅に帰っていません。
帰っても1年に2〜3回でしょう。では、どこへ?
カプセルホテル?それは、奥さんへの言い訳…。実際は愛人との二重生活…。
ちなみに、相手は水商売関係。この相手は、昔、小林の女だったとか…。
この借金のツケが、後に顧客と外務員の貸し借り問題に発展するのであった…。
この愛人の存在を知っていたのは限られていました。まず、T副部長と小林。オブチの 部下の6〜7人。
そして、小林が統括していた残りの組織の人間。これには理由があります。
何故なら、オブチが愛人の勤務する店に連れて行くからです。
オムニコ社員が夜のクラブ活動に励むのは、一種の伝統に近いのかもしれません。
社員とお店の娘が結婚するという話が珍しくなかったので…。
この愛人が、後にオブチにとってマイナスの存在になるとは露知らず…。
この愛人の話はもう少し先になるので、今回は暗示だけに留めておきたい…。
最後に分かり易く、オブチの借金理由を以下の項目に分けてみた。
@ギャンブル
A本宅に残す妻と子供の生活費
B愛人との生活費および夜のクラブ活動費
C手張りの資金
これらを記述し、物語は第3章に突入する…。 『魂を継ぐ者』◆番外編◆
【スガワラ部長は、ワラをも掴む!?】
episode-1
スガワラは肩身の狭い営業部長。第二事業部の成績はパッとしない…。何故かって?
旧八重洲支店を崩壊させた人物だから…。『失敗は成功のもと』って言うけど、違うね。
『失敗は彼が部長なコト』
彼は、前の勤務先から会長のお側付き。
会長からの、『いずれ、お前は役員になってもらう!』という言葉を信じて、早何年??
彼は、他役員ならびに部下からも総スカン。何故って?そりゃそうさ!
おっと!? この続きは、episode-2で!
episode-2
スガワラは、毎日同じ行動と発言をする。出勤前に、そば屋で朝食摂取。
プッシュが始まると、『新規ないか?新規!』と喚く。11:45になると、例の室内エコー。
『食事取らせなさい!食事!』と業務命令…。こっちは、アンタが言った手数料取ってんのにさぁ…。
キレた副部長が動く!自分の管轄の係長以上に集合命令。
・極秘作戦始動・
<内容>
現在日時は月末。事業部ノルマまで残り僅か…。意図的に、60万分の新規を計上するな。
部長に試練が襲い掛かる!
episode-3
スガワラは思う。『今月は、ノルマ達成か?残り60万円の新規が建てばOKだな。』
役員報告まで、残り30分。スガワラ焦る!久々のチャンスを無に出来ない。
オブチに接近。『復活新規で良いから計上出来ない?』
オブチ→『部長!復活新規は控えろって月始めに言われてます!』
スガワラ→『今日は特別だよ〜。』
副部長からオブチにアイコンタクト。その目は語る。『スガワラに新規出させろ!』
どうする?部長〜!? episode-4
時が無惨にも過ぎ去り、タイムアップを迎える…。
当々、スガワラは自ら新規を出す事はなかった…。ここで、男気を見せれば部下もついてきたのに…。
残念!新入社員に自慢の手品を見せてる場合じゃないよ?
ちなみに、そのネタは百均に売ってましたよ、部長。普段から、昔の顧客の自慢してるのにね?
1人は食品メーカーの会長だっけ?ハンペンで有名な。
あと、元・自衛隊北部方面本部出身で大学教授の〇〇氏だっけ?
やっぱり、スガワラは自己中心なんだよなぁ…。
episode-5
オムニコでは年に数回、社内コンペがある。ゴルフが趣味のスガワラは燃える!
『イイとこ見せるか!おっと!?主力派閥の役員にもゴマ擦らなきゃな。』
チーム編成表に目を通す。おかしい…。確か、部長職は役員とラウンドするはず…。
なのに、俺は他事業部の副部長と一緒!? じゃ〜、俺が入るはずだった組は…。
あっ……!? 何とそこには自分の部下のT副部長。役員も分かっているのです。
彼と付き合うメリットが無い事を。そして、知っているのです。彼のお粗末加減を…。
Last episode
スガワラが部下からの人望がなかったのはご承知の通り。
それでも、こちら側は大人の付き合い。ある日、部長とオブチやその他大勢が会食。
実は、オブチの部下が近々結婚予定。部長に祝辞をお願いしようと心に決めるオブチ。
オブチが部長に懇願。すると部長からの意外な発言!
『あ〜、ダメだぁ〜。その日は町内会の集まりに出るもん。』
一同ア然…。オブチはブチ切れ退室。結局、次の日に部長は謝罪。
しかし、オブチではなく、何故かオブチの部下の新米主任に…。これが第二事業部の責任者なのです。
〜FIN〜 『魂を継ぐ者』
第3章 〜小林事件とその後〜
第1章では、第二事業部でのオブチの実情を記載し、第2章では、オブチの借金理由に触れてきました。
この章からは、事件の真実や本質に迫る内容となっていきます。
まずは、小林とオブチの関係について深く掘り下げたい。
プロローグでも話したように、小林・オブチはスガワラが管轄する第二事業部に在籍。
そして、その下のT副部長を筆頭とするA組織に組み込まれている。
小林は、2課統括の課長職であり、その1課がオブチ率いる組織である。
第1章後半でオブチが取引時間中に外出していた事には触れた。
その際、オブチに代わり、顧客対応していたのが小林である。
恐らく、小林は知っていたのだろう。組織の内情を…。
だから、何も言わずにオブチを自由にしていたのだろう。
ただ、人間はロボットとは違う。
自らに計り知れない負荷がかかり、背徳の十字架を背負うと、心の内に秘めた爆弾が破裂する…。
あの場面は今でも忘れない。必死にテレコールしていた営業室の時が止まったのだから…。
同時刻、小林とオブチの互いを罵り合う光景が目に入ってきた…。
あれは確か、2004年の9月か10月頃だった。小林がオブチを呼び、茶封筒を渡す。オブチは席に戻り中身を確認。
すると、オブチは突然、席を立ち茶封筒を小林に投げ付けこう言った。
『テメエ!ふざけんじゃねぇぞ!この野郎〜!!』
続けて、小林も吠える。『何だとっ!?コラ〜!!』
それは、これからの小林・オブチ組織の崩壊を意味するものであった…。
そして、茶封筒の中身は何だったのか?その事を本人達に聞く必要はなかった…。
なぜなら、オブチが小林に投げ付けた際に中に入っていた1万円札がヒラヒラと舞っていたから…。
何故、オブチと小林が人目を気にせず対立したのか?
何故、茶封筒の中に多額の1万円札が入っていたのか?今となっては分からない。
その理由は、既に皆さんへ報告済みです。この直後に、例の小林事件が起こったからです。
ただ想像するに、おそらくギャンブルか借金絡みの様に思える。
この頃から、一時期、抑えていたギャンブルへの禁断症状が現れていたから。
あくまでも、これは私の想像の域を出ないワケだが…。 小林が組織を離れる少し前に、別の組織から次長職が異動してきた。
彼は、T副部長と旧知の仲。しかし、T副部長とは違いどちらかと言うと、事無かれ主義者。
小林解雇後は、本格的に小林の業務を引き継いだ。ただ、オブチにとっては喜ばしい事ではない。
小林は良くも悪くも、オブチの理解者であり協力者であったから。彼の後ろ盾はもういない…。
(ただ、ある人物の登場後にオブチはT副部長と更なる親密を深めるのだが)
これを境に、オブチは様々な指示を部下に送る。しかし、部下は事の重大さには気付かなかった…。
この頃のオブチ組織には、実働部隊として主任職が3人と一般社員が1人。
そして、新卒社員1人がプラスされた構成になっていた。
彼等の奇妙な行動が目立つようになる。
オムニコは8:30〜9:00は朝礼+プッシュ練習になっているのだが、主任職が上着を着ずに外出する。
ちょうど、その時期に私は9:30から商談予約を入れていたので玄関ですれ違う。私は尋ねた。『タバコ買いに行くの?』
すると、大体が決まって同じ事を言う。『銀行に行くんだよ。』と…。それも、厚めの封筒とメモ書きを持って…。
後に、私が会社を辞めプライベートで彼等の1人と会った際に当時の事を聞いてみた。以下は、その会話である。
私→『あの時期から、朝一番で銀行に行ってたよね?』
彼→『あっ…、そうだね…。』
私→『振り込みか何か?』
彼→『………。』 しばらく無言…。
そして、口を開く。『朝礼前に頼まれるんだよ…。この封筒の中にある現金を振り込めって。』
彼は続ける。『それで、1枚のメモに振り込み先が書いていて、そこに送るんだよ。』
更に続ける。『何回も振り込みに行くと、色々な銀行の手数料覚えちゃうよ(笑)』
彼とは同僚である前に友人でもあったので、その日は幾分かお酒も入り、会社を辞めてから、初めて心の底から笑った気がした。
そうこうしている間に、互いの帰宅時間が迫り、帰ろうとした時…。彼は趣ろにタバコに火をつけ言った。
『でも、考えるとおかしいんだよなぁ。銀行の機械で振り込む時、振り込み先を入力すると相手の名前がでるよね?
その相手が、たまに俺の客だったりするワケ。こっちは社内業務だと思って、振り込む側の名前と連絡先をオムニコにしたら、オブチにエラく怒られたよ。』
私→『何で怒られたの?』 彼→『オムニコ名義で送金したら、振り込み作業でトラブルがあったら、会社に連絡が来るだろ!って。』
彼は続ける。『次からはオブチの名前とケイタイ番号を入力して手続きしたよ。』
私は思った。会社を通さずに顧客との金銭やり取りをする事は有り得ない。
オブチは、この時から不正な金銭貸し借りを行っていたのだ。金額には、ばらつきがあったという…。
少ない時は、10〜20万円。多い時には、100万円にもなっていた…。
ある時は、顧客の損失補填にあて、またある時は、手張り資金へと…。
顧客がいかに資金力豊富だといっても、湯水の如くお金が出てくるワケではない。お金は、あればある程に好都合。
ならば、どうしたか?
『金の成る木を作ればいいんだよ…』
金の成る木とは何か?それは、まだ白いキャンパスの様であり、自らの力でねじ伏せられる相手…。
つまり、まだ入社して1〜3年の若い苗木…。
そう…。自分の部下に借金させ、オブチは、この困難を乗り切ろうとしたのであった…。
まず、ターゲットになったのが新入社員。
普通なら、新入社員といえど簡単に多額の金銭を借す事はないのだが新入社員には、そうせざるを得ない理由があった。
新入社員の初新規が違法契約だったから…。勧誘年齢をオーバーしそれを隠すため相手の身分証明証を偽造。
オブチは新入社員に対して、"共犯"という意識を植え付ける。
新入社員は、オブチに80万円近い金額を手渡す。
その金額は、すぐに戻ってきたようだが、この新入社員が辞めたのは言うまでもない…。
次に、狙われたのは一般社員。彼の場合は、消費者金融でカードを作らされる。
ただし、月々の返済はオブチ失踪の少し前までオブチ本人がしていたようである。
ところが、彼の名義貸しはこれだけでは終わらない。それは第4章で明らかになる。
残りの主任職は無事だったのか?主任3人すべてが、オブチに貸していた。中でも、1番年上の主任は最悪だろう。
消費者金融のカードを数枚作らされて、オブチからの月々の返済金も貰えない日もあったようだ。
それでも、いつか全額戻ってくる事を期待して、自ら返済を続けていたから…。