「おい!ちょっと課長、お前コレどないなっとんねん!ちいとばかしハリキリすぎやで」
「何がでっか?」
「何がでっか?やあらへんがな、ウチの客ほとんどNON大豆になってしもとるやないかい!」
「あぁ〜、ほんまでんな〜、まあけど残玉めちゃめちゃ増えましたで」
「気張ってくれるのはええけどあまりにも露骨すぎるやないかい、仕手戦でもやらかす勢いやがなコレ」
「まあ、よろしいやん、これでワシらの課は残玉もトップになりましたで」
「まあのぅ、しかしもっと中部やエビやらに散らしとかんかい、…まあええか、トップやしの」
「今日はアイツから電話ないんでっか?」
「○○商会け?」
「それもでっけど、ゴムを次長が勝手に途転売りに回った奴ですわ」
「勝手にいうなアホぅ、そういえば電話はあらへんの〜」
「やっぱソイツ値段見とるんでっせ、昨日も今日も下がってまっさかいな〜、都合のええ奴ですな〜」
「えらい裏目にいってもうたがな、明日でも電話いっぺんしてみるわ、食い逃げは許さんでぇ」

「○○係長、3番○○様からお電話です」

「もしもしお電話かわりました、どうも、いえいえ社長ががんばってくれたからですよ」

「係長は、あの飛びかけた○○社長を白金の売りで救ったからなー、お礼の電話じゃねーか?」
「なんか紹介くれてそうな話の感じだよ、やっぱりお客さんは儲かると嬉しいんだね」
「そりゃそうだろ、あーあ、口座、今日も返事無しらしいぜ、ゴム下がっちまうじゃねーかよ」
「今週中には返事あるんじゃない?」

係長は○○社長との接待で今日は早く終わるらしい・・・
1人でも夕方からなんとかしなければ・・・あと1件で主任なんだ・・・あと1件で・・・・・