こんにちは。主催者さんは人間が出来ていそうですね。気が合いそうなので、私も参加させてください。
私は日本の商品先物市場だけ世界的に相当遅れているように思います。
上場商品数が少ないとかではなくて、市場性に問題があると思います。取引員の質による問題部分が大きいのでしょう。

つまり、市場運営を行う責任が取引員は認識していないのです。特に「対面営業」を行う取引員に感じることです。
自己がマーケットメイカー的に参加することもなく、リスクは殆ど全て客側が受けている状況です。
商品先物市場というのは、本来の公共性という市場目的や責任、期待は非常に大きいはずなのです。
しかしながら商品先物は特定の取引員の収益・会社都合が優先・利用されているように思います。
世界中でプッシュ営業ばかりしているのは日本くらいで、取引員はそれが市場形成になると信じているようです。
個人客は儲かると思うから当該市場に参加するのに、現実は素人参加になり、その多くが損ばかりしています。
これでは世間で問題になるのは当然で、この市場への関心がどんどんなくなります。

この日本の商品先物市場は、取引員都合の孤立したマイナーなものとなってしまいました。
問題も他の市場よりも多く、対面営業マンは退職しても同業を転々とするだけになり、「村」なんて狭い世界をいわれます。

本来は市場機能を優先するなら、市場は常に動いている必要はないのですが、商売がある以上、何かを無理にでも動かさないといけません。
市場が動かないと、それは市場依存性の高くなってしまった業者にとっては大きな問題です。
市場が動かない中では参加者はゼロサム商品なので儲からず、手数料収入のある取引員だけが利益になってしまいます。
取引員はその市場に関わる責任として、利益追求だけでなく、投資家に対しての利益還元を考えないと市場は成長しません。
現在、取引員の利益は、主に経営者である株主に高配当という形で還元されます。
このあたりも、取引員が市場を利用しているというイメージになっているのでしょう。