天然ガス発生の危険性認識せず温泉施設営業
東京都渋谷区の女性専用温泉施設「シエスパ」の爆発事故で、施設を運営する
「ユニマットビューティーアンドスパ」幹部が、警視庁捜査1課などの
聴取に対し、「温泉から天然ガスが発生することは想定外だった」と説明した。
温泉の掘削の際に作成された天然ガス検出データが、ユ社幹部にグループ会社
から伝わっていなかった疑いがあることも判明。天然ガスが発生する危険性を
認識しないまま、ユ社経営陣が温泉施設を営業していた疑いが浮上した。
首都圏の地下には「南関東ガス田」があり、温泉をくみ出すと、天然ガスが
発生するのは業界では広く知られていた。
こうした認識もなく温泉事業に進出したユ社の企業体質が厳しく問われる。
日刊スポーツ