2月3日猫市況
猫先物8月限:前日比20,000円高の234,000円

鳥インフルエンザの拡散を受けて、猫の餌不足が深刻化している。大多数の
猫は鶏肉から魚類にシフトしている模様だが、一部の贅沢猫は鳥肉以外は食
さないと主張しており、餓死するものも散見される危機的状況。この結果、
高品質の猫を中心に品薄感が台頭しており、東京猫先物取引所の猫先物8月限
は約定高値を更新した。特に、期近限月にはファンド筋からと見られる大口
の買いも入っており、制限値幅の適用を受けない当限を除いて期近3限月がス
トップ高に貼り付いている。猫の食性を甘く見ていた売り方が損失覚悟の手
仕舞い売りを入れている他、強気筋が先高感から買い増ししている模様。また、
石油市場が高騰している事が心理的な支援材料になったとの指摘も聞かれた。
スポット市場では、魚を食べられる猫が高騰しており、それが三毛猫市場全体
の強気ムードを支援しているとの見方もある。
大手ブリーダーの山崎氏は、「最近の猫は嫌いなものを食べるくらいなら餓死
を選ぶ傾向にあるので、品薄感が当面続きそう」との見方を示している。