芸術芸能の世界ではよく成長における6歳の「臨界期」ということを言う
その時期までに体得させていなかったものはのちの習得が極めて困難に
なるというヤツだ。母語の習得や音楽の基礎素養とかだな。もっとも
これは科学的に解析されたり統計データとして十分に立証されたものでは
なくあくまで教育者や指導者の界隈でエッセイ的に弁じられることに
すぎないものではあるのだが。絵画における空間把握や細部認識
などはこれに相当するのではないか。「センスのある絵」ってのは
けっきょく他の画家が気が付かない表現をおこなうことにほかならん
わけで。