>>387 ありがとうございます。

自分は深読みし過ぎ、悪く出ると被害妄想気味になるので、
京都には絶対住めないな〜と思いますww

長所と短所は表裏一体です。
リアルでこんな話を長々とやってたら、引かれること請け合いです。



「全ての魔法を解く魔法」
そう、これはちょっと自分もどんなもんかと思っていました。

効果範囲については赤い光のエフェクトが届くところまで、という感じかと思うのですが、
なんでそれで木が生い茂るのか?なにか特別な樹だったのでしょうか。
わざわざ学校から離れた所にある実験場に選ばれているわけですし。

ラピュタは良く分かるんですよね、
バルスは自壊、崩壊の命令なので、
でっかい飛行石の結晶は、ラピュタを支えるのをやめて上昇する。
でも、長い月日のあいだに張り巡らされた木々の根が、森が、
飛行石をせき止める。ラピュタの秩序は古い人工の秩序から、自然の秩序に変わる。

魔法を解く魔法、というのはソフィもそうですがかなり高度です。奇跡に近い。

スレイヤーズでこんなセリフがありました。
キメラ(合成獣)にされた青年が人間に戻る方法を探すのですが、
ある魔道士にこう言われます。
「私は今、コップを傾けるだけで酒とジュースを混ぜてみせた。
しかしこの液体をまた酒とジュースに分けるのは、
出来ない事はないのかもしれないが、難しいだろう」と。

解除というのは操作より高度であるという、ひとつの例文だと思います。

魔法を解く魔法、の究極は、世界を虚無に戻す的なアレになるでしょうね。
色即是空、空即是色、自分たちが今生きる現実は、夢まぼろし、
奇跡 創造 の領域の一瞬のふるまいに過ぎない。

世界にかかる魔法のすべてを解けば、それは原初の神話的混沌となるでしょう。

そういうことを目的にする悪役もいます。世界のルールを書き換えるとか。
スレイヤーズの魔族とか、GS美神のアシュタロスとかですね。

これはどうも、米林監督が駿ほど魔法の本質について掴んではいないのかな、
と思います。描写に甘さがあるというか。
心情の描写はこまやかで素晴らしいので、
そっちに進むとそこから新しいメッセージが生まれるんじゃないかな。