そういえばさっき魔術師って言葉をつかったけど、
魔術師オーフェンも素晴らしい物語だった。
あれは 魔法 と 魔術 には明確な差があると設定されていたけど、
オーフェンで言うところの魔法が 奇跡 創造 真理の扉の向こうの領域の行為だ。
異界の存在を介さず、イメージと命令で結果を現出させる魔術は
ハガレンの錬金術と同じ層へアクセスして行使する能力だ。

あれも終盤あたりで、神々は全知全能、故に 零知零能 
っていう表現があるけど、
まさにまさにそれは秘密の領域のエネルギーのことだ。

対価も代償もなく、善も悪も、因果も時間も、あらゆる法則も、
何もかもすべてを超越している創造の源のエネルギーは、

無限に無辺に、ただただ そこにある という感覚がする。

優れた物語の作者たちは、みんな見えない世界のロードマップのことを
直感で理解している、というか、モノづくりのインスピレーションは
そこからやってくるんだろうな。