とにかく体がその黒い穴にある状態っていうのが最重要だ。
そしてそこからハウルとカルシファーを見る、
マジであの状態だとなんっでもできちゃうから、ピントを合わせることが大切だ。

そして「私はソフィ、未来で待ってて、必ず行くから」と言う。

あの領域は、「過去から現在へと時は流れ、それは不可逆である」
みたいな時間の法則よりも上位の層だ。

だから時間を超えた操作もできる。

(代償のいる魔法のレベルだと、過去改変は相当に厳しい
時間の法則のようなきまりごと、というのは霊的存在より上位の層だからだ。)

ソフィが花畑で「不思議、ここに来たことがある気がするの」って言ってたよね。
それも時間を超えた操作があの時のソフィにも届いていたからっていうか、そんな感じだ。

実は、ガラクタの城が崩壊した時点でハウルの呪い(母性の支配)は多分解けている。
支配を受け入れる思考パターンはガラクタだからね。

残る問題はハウルとカルシファーだ。
この2人を契約から解き放って、それぞれに完全性を取り戻す。

だが、ハウルは魔法の使い過ぎで人の心を失い怪物になってしまう寸前・・・というか、
もうほぼほぼ手遅れだったと言っていい。魔王、怪物になってしまう。

だから「待ってて」なわけだ。

魔王、怪物になるのはちょっと待て、と。行ってなんとかするから、と。
このソフィの命令によって、ハウルはもはや人の形もなくして力も尽きているにも関わらず、
ギリギリ怪物にはならないで、ドアの外で「待ってる」わけ。