水車小屋のドアを開けると、流れ星が降っている。
一瞬サリマンの魔法のシーンが差し挟まれるのは、
サリマンもハウルもこの星を捕まえて契約して行使する、という同じ魔法を使っているということだ。

流れ星の存在が、水面を走った後、沈んでいくシーンがあるけど、
あれは流れ星の存在には肉体がなく、この三次元の現実の層では
少しの間しか力を行使できず、還っていく存在である、ということだ。

流れ星の存在のいる層には色んな存在がいる。
悪霊、妖怪の類から、八百万の神々、精霊、天使、神霊・・・
ま、見たことはないけど名前は知ってる力ある存在のおおかたはこのへんだ。

千と千尋の舞台もこのへんに設定されている。異界とでも言うのかな、
あそこでは逆に三次元の物質的存在である千尋の姿が透けていってたのはそういうこと。

ハクが千尋に「何か食べないと消えてしまう」と食べさせると、千尋は透けなくなるよね。

逆にハウルでは流れ星存在に、心臓という自分の血肉、物質の依り代を与えるんだ。
すると流れ星はカルシファーになる。