大学チアやってるけど、男の入部ってもう勘弁して欲しいです。
ある年の事。 社会人入学の26歳が「やりたい」って来ました。
春のシーズンではまだ正式入部ってしてないんだけど、部屋を綺麗にしてくれるし、アニメが好きでいろんな曲持ってきてくれるし、
スタンツ表やらコールシートは大学の貧弱な備え付けソフトを駆使して一時間で仕上げてくれる。
私達は「将来の幹部だね」って言ってとっても頼りにしてました。

夏の合宿、正式な入部&入団式で応援歌を一緒に歌ったとき、「あの人と一緒に出来る」って、ホントに泣きました。

でも、秋のシーズンが始まって一緒にサイドラインに立ったとき、私達は彼の”本当の顔”を見ました。野次に弱いんです。
相手チームに「スカートの中見て楽しそうだな」って言われたら、
「オレの名誉を汚した罪は、お前達の名誉であがなえ」と選手を挑発してパーソナルファール。
その後もスタンドから野次られたら激昂して「アレから後のことは覚えてない」って言うし、もう駄目。
頼むから、男がチアやりたいんだったら、中学から部活の波に揉まれて強い男になってください。
ホントにスポーツの現場を知らなすぎます。
紅白対抗リレーで相手チームの選手が転んだらガッツポーズしますよね。 それも出来ないんです。
敵を倒す、その為なら相手チームがバレーやテニスでサーブ失敗すると「ナイスサーブ!」
野球ではエラーした選手への「大きなエラーで一点献上、あいつは僕らの味方だよ!」
そういう野次が当たり前の世界です。
ルールやマナーの範囲内の「理不尽さ」を潜り抜けてきた、真の「強くて優しい紳士」を望んでいます。