「健康な人でケトン体濃度高め=赤身肉が主食の人」でしょうからケトン体が危険なのかは不明

【専門記者が最新医学論文を紹介】ケトン体ダイエットは危険?心臓病リスクが高まる可能性も。
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Shemesh氏たちが解析したのは、健康な米国人6800人弱を平均14年間観察したデータです。
観察を始めた時の血中ケトン体濃度とその後の心臓血管系疾患のリスクを調べました。
その結果、ケトン体濃度が高い人は心筋梗塞、そして脳卒中などを起こすリスクが非常に高いことが明らかになりました。
具体的に記すと、ケトン体濃度が10倍高くなるに従い、心筋梗塞や脳卒中を起こす確率が1.54倍も高くなっていました。
また心臓がポンプとして正常に働かなくなる「心不全」*という疾患のリスクも1.68倍に増えていたのです。
それだけではありません。血中ケトン体濃度が10倍上がると、心臓血管系疾患で死亡するリスクも1.87倍、総死亡の危険性さえ1.81倍に増えていました。
これらの数字はすべて、心臓血管系疾患の発症リスクに影響を及ぼし得る他の要因による影響を、統計的に除外した結果です。
つまり「ケトン体濃度高値」そのものの影響を見ていると考えて良いでしょう。