動物薬、ジェネリック薬は品質に問題が有りそうだから
フェベンが効かなかった人はメベンタゾールを試して見てはどうかな

実は「危険」も多い「ジェネリック医薬品」品質問題
2019年11月19日
https://www.dailyshincho.jp/article/2019/11191730/?all=1

ずさんな生産管理体制
セッションの中で興味深かったのが、エバン氏によるジェネリック医薬品の品質問題に関する発表だ。
彼女は、インドや中国の後発医薬品工場の現地取材に加え、「US FDA」の内部
文書を入手、規制当局や製薬企業の担当者ら関係者を多数インタビューするなど長期取材を敢行し、
その成果を『虚偽の薬瓶:ジェネリック医薬品ブームの舞台ウラ
(Bottle of Lies: The Inside Story of the Generic Drug Boom、HarperCollins)』
(2019年5月刊、未邦訳)として出版した。
同書は『ニューヨーク・タイムズ』のベストセラーリスト入りするほど話題と
なり、米国「アマゾン」でも168のレビュー平均で5点中4.6点(2019年11月15日時点)
が付けられ、当のインドや中国でも出版されるという。
前述のように米国では処方薬の9割がジェネリック医薬品で占められているが、
その多くがインドや中国の工場で製造される安価な輸入品に依存している。
エバン氏はインドのジェネリック医薬品メーカー大手「ランバクシー・ラボラトリーズ」などの
取材を綿密に行い、同社を2008年に日本の「第一三共」が買収したものの、
2014年にあえなく売却に至った内幕を詳細に解き明かした。
第一三共がわずか6年で売却せざるを得なかったのは、ランバクシー社の
ずさんな生産管理体制が発覚したためだ。
開発に成功すれば利益率が非常に高い新薬と違い、ジェネリック医薬品は利幅が小さい。
そのため、製薬会社としても極力製造コストを下げるという強いインセンティヴが働く。
その結果、生産技術向上や品質管理厳格化のための設備投資などがおろそかにされやすい。
実際にエバン氏の取材でも、製剤への不純物混入やいいかげんな無菌管理、
老朽化した設備など、製造工程の品質管理に大きな問題があることが明らかにされた。
このような医薬品生産工場の現場をチェックするために、「US FDA」は査察官
を海外派遣して、インドや中国の現地での立ち入り調査まで行っている。
しかし、米国内で行われるような抜き打ち調査ではなく、査察期間の事前通告が
行われ、また調査期間も限られている。このため、予定を聞いた工場側が事前に準備して、
不具合の部分を隠して整った設備だけしか見せなかったり、不都合なデータを
改ざん偽装したりすることも日常茶飯事だという。