早期発見で生存率アップの嘘

「早期発見によって生存率が上がる」
誰しも聞いたことがあるだろう
でもよく考えてみると、こんなのデタラメに過ぎないことがわかる
癌は種類によっても人によっても余命はそれぞれ違うが、仮に余命10年の癌だったとしよう
これを早期に発見すれば、その人は治療の有無にかかわらず10年近く生きることができる
たとえ10年後に癌で亡くなっても「早期発見だったから10年も生きることができた」と思うわけ

だが余命10年の癌で9年目の末期に発覚した場合は、当然1年で死亡する
すると「早期発見していればもっと長く生きられたかも知れない」と思う

結局どちらも同じ余命10年の癌で死亡したことには変わりないのに、こんな風に考え方は違ってしまうのだ

早期発見で余命が延びるのではない
癌の余命はあらかじめ決まっていて、早期発見すれば死ぬまでの期間がそれだけ長くなるというだけのこと
これが癌の真実である
実際早期発見早期発見と言っているが、癌の死亡者数は全く減っていない