製薬企業の協力を仰ごうと、10年ごろ、野尻氏はハンプ販売元の第一三共に共同研究をもちかけた。話し合いは1年間、10回以上に上った。
最後は中山譲治社長(当時)の前でプレゼン、個人的には興味は示してくれたものの、組織として下された結論は「NO」だった。

理由はハンプの特許がすでに切れたことだ。がんの治療薬として開発してもライバルメーカーが簡単に追随、過当競争でさほどの利益が見込めなかった。


儲からないからやりませんって言ってるやん。