なんか40代の女性が肺癌だったのを医者が見落として、その女性が死亡して問題になっている
テレビではあたかも見落とさなければ助かっていたみたいな話になっている
相変わらず「癌は早期発見すれば治る」と言い続けているが、本当にそうだろうか?
医療技術の発達で、昔に比べて癌の早期発見は確かに可能になった
それで癌の死亡者は減ったのだろうか
癌の死亡者数は過去一度も減ることなく増え続け、現在日本では年間約38万人、1日平均千人以上の人が癌で死亡している計算になる
癌検診の受診率も年々上がっているが、癌の死亡者は全く減っていない
即ち統計的には癌の早期発見と癌の死亡者数の間には相関関係はないと言える
結局いくら早期発見しようが、本物の癌は助からない
早期発見早期治療で治ったなんて癌は、ほっといても死なないような癌だったと考えれば説明がつく
厚労省も認めているように、早期発見早期治療に重点を置くと治療する必要のない癌でも治療してしまうことなる
今回の見落とし問題で、医者が治療する必要のない癌まで治療に走らないか心配