>>287
腓骨は「長管骨」といって硬い皮質骨が殆どだから強度があるけど骨癒合しにくい。
長い骨欠損で強度を要するときに用いる。
いっぽう腸骨は海綿骨という軟らかくて骨髄が豊富な骨だから強度は劣るけど骨癒合し易い という特徴がある。
プレートが折損したということは骨癒合していないということ。
当てたところに動きがあり,咀嚼などの動作でストレスがかかって折れる。
つぎは腸骨移植して少し長めのプレート入れ直しになるでしょうね。移植骨は多分少量で済みますよ。
四肢用と違って顔面用のプレートは薄くて細いし螺子も小さいです。どうしても固定力は劣るのでつぎは骨癒合するまで顎を安静にね。