・子宮頚がんの原因
最近になって、子宮頚がんが発生しているほとんどの人に、ヒトパピローマウイルスというウイルスに感染していることが分かってきました。
このことからヒトパピローマウイルスが子宮頸がん(子宮頸癌)の発生原因になっていると考えられるようになってきました。
感染は性行為によって発生し、それ以外での感染は極めて稀になります。

子宮頸がんの原因と言われているHPVウイルスは、性交渉経験のある女性の8〜9割は生涯に一度は感染すると言われています。
多くの女性は感染しても自身の免疫でウイルスを排除できますが、一部の女性は持続感染し、異型成(前癌)状態を経て癌へと進行します。

ヒトパピローマウイルス(HPV)に感染する 可能性があるということは、子宮頸がんにかかる危険性はありますので
早期発見のために定期検査をすることをお勧めいたします。

※最新情報

子宮頚がんの原因とされるヒトパピローマウイルス(HPV)には約100種類ものタイプがあることが確認されています。
これまでの研究で、HPVが子宮頚がんの原因ではないかと疑われ始め、さらに子宮頚がんの組織中に特定のタイプのHPVが多いことも分かってきました。 
高危険型とされるのは16型と18型。日本では52型と58型などもがん組織から高率に見つかる傾向があり、高危険型と考えられています。

ただし、上記高危険型のウイルスに感染していても子宮頚がんとなるのは20%程度であるため定期的に検査をすることが有効であるとされています。