>>487
読んでみた。
ある期間の治療症例をレトロに見てるから無作為割り付けどころか術後補助化学療法の選択基準も何もない。
無意味とは言わない(こういう論文が数多く出るから価値のある論文も出るわけだし、書いている先生方には頭が下がる)が、一般人が読むには「忖度」する事柄が多くなりすぎる。
対象は治療を受けたstage2症例161例とあるから高リスク群だけではないと思う。というかそういう見方してない。
リンパ節郭清の平均が12個というのは微妙な気がするが、更に平均以下で再発率が21%は高すぎると思う(R0で12.5%という論文もあるし)。本文中でもstage migrationの可能性は言ってるが、確かにN+をN-に捉えたstage3症例が混じっているんだろう。
これは腕が悪いのではなくそういう症例を多く治療させられているということなんだろうな。
図3のdefでは有意差はないが化学療法でOSの低下傾向があり、high riskまたはn+のコンタミがあるのかも知れない。症例が少ないから何とも言えないが。

ということからT3T4の逆転傾向はまたはstage migrationによるものかもしれないね。単なる偶然かもしれないが。