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● 経営・管理ビザで入国し 健保に加入して「3割負担」

たとえば、悪性黒色腫と非小細胞肺がん、腎細胞がんなどに適応する薬として承認された「オプジーボ」。
病状やステージなどにもよるが、薬代だけで1日当たり3万9099円はかかる。
年間で見てみると、体重40キログラムの人の場合約1144万円、60キログラムの人で約1792万円かかる計算だ。

そのライバル薬としてMSDが発売、悪性黒色腫と非小細胞肺がんなどに適応するとして承認された「キイトルーダ」でも、
年間1427万円はかかるとされている。
しかも、あくまでこれらの薬は症状を悪化させない意味合いが強く、
長期間にわたって投与する必要があるのだから、その費用はかなりの金額に上る。
 
もちろん、がんの種類や症状によって治療法や薬は異なり、
すべての患者がこれだけの費用を負担しているわけではないが、いずれにしても治療費は高額だ。
では、こうした費用を、なぜ一般の中国人が負担することができるのか。
そこにはあるカラクリがある。