>>128
もちろんその通りですね。ですので、しっかりと抗がん剤の効果と副作用、それに限界を共有すべきだと思うんです。
一方的に抗がん剤を賞賛したり、かたや抗がん剤は無意味と語るのも問題かと思います。
ただ、現実として抗がん剤は副作用と効果を天秤にかけたとき、果たして期待するほどの成果があるのか疑問です。
昔、ノーベル賞医学賞を受賞した人の中で、梅毒をマラリアで治療するというのがありました。毒をもって毒を制する。まさに抗がん剤と同じ発想のものです。
現在、そんな危ないやり方はしません。魔法の弾丸と呼ばれるペニシリンの登場により、安全で副作用なく治療できるようになった。
抗がん剤は、癌が死ぬか患者が死ぬかどっちかの体力勝負なのが実情です。しかも抗がん剤は根治しない。
こういう危険極まりないやり方が、果たして治療と呼べるのか。
末期癌を目の前にしたとき、死を静かに受け入れるという選択もあるべきではないかと思うのです。