ボレベック教授(ルンド大学、スエーデン)は、米国癌学会において、ステージ1・2の膵癌を発見できる血清バイオマーカーについて発表した。
IMMray PanCan-d というバイオマーカーを使い、欧州、米国、中国にて実施された2500症例からなる臨床研究について説明した。その結果、
ステージ1・2ではいままで膵癌では類をみない96%の精度、ステージ1から4であれば、精度98%で健常者と膵癌患者を識別できることが
判明した。また、人種間の差はみられなかった。

このボレベック教授(ルンド大学、スエーデン)の発表は、膵癌の予後を大きく改善する可能性を示したことから、世界中から集まった膵癌研究者、
膵癌患者会リーダーの間で大きな反響を呼んだ。このIMMray PanCan-d というバイオマーカーの実用化に向けた研究がいま日本においても始まろうとしている。

http://www.pancan.jp/