だから、統計なんですって、言ってるでしょ。
高いリスクグループと評価されるものでも患部が特定できて、完全切除できていれば、
そこからの再発は理屈の上ではないはずだ。他の部位に独立して発症するものも
あるが、統計上は手術の際のリスクとして播種を許してしまったものを含む全体数だ。
それも、あまり完全切除を好まない欧米の統計数値を引用したものと理解している。
日本の現在のガイドラインに従った治療では手術による完全切除が適用される
場合の実績の数値はいいというレポートを読んだぞ。小生の再発リスクなんて
先の統計を引用したもので、実際の日本でのベースで期待すると5年生存率は70%
以上に相当するようだ。それも手術の状況でも非常に素直にポロリと分離して
体外に摘出できているので、播種の可能性も(0ではないが)まず心配ないと医者
からも報告を受けている。つまり、手術という人の技量による要素は絶対あるし、
それがかなり支配的だということ。欧米の過去の実績は現在のガイドラインが
できるまでの実績で、手術のリスクを避けたために再発率を上げ、または生存率を
下げていたものと推察。イマチニブの術後の服用もガイドラインに沿った保守的な
対策で間違いじゃない。手術が完璧なら必要ないだろが、核分裂数とか腫瘍の大
きさからそのリスクを十分考慮した保守的な判断だ。